Web Syllabus(講義概要)

　「総合的な学習の時間」は決められた教科書はなく、授業内容や方法は各学校の指導にゆだねられています。「総合的な学習の時間」は、教師たち自身が主体的・創造的に教材化することが求められているのです。本講義では、実践事例研究を通して、教科横断的・総合的な学習や探究的な学習の在り方、この時間で育てようとする資質や能力について理解を深めます。「総合的な学習の時間」に込められた理念を把握します。

　（1）「総合的な学習の時間」の創設の背景と「総合的な学習の時間」のねらいを理解する。
　（2）「総合的な学習の時間」の目標及び学習内容を理解する。
　（3）「総合的な学習の時間」の教科横断、探究的な学習事例について考察する。

　（1）授業の参加状況
　（2）グループワークでの参加状況
　（3）課題レポート、提出物

　・文部科学省、2011、『今、求められる力を高める総合的な学習の時間の展開（小学校編）』教育出版
　・文部科学省、2008、『小学校学習指導要領解説 総合的な学習の時間編』東洋館出版社

　指定したテキストや学習指導要領解説書は、講義の中で適宜取り上げていきますが、全てを網羅することは出来ません。授業後は、関連する箇所を必ず読み、理解を深めて下さい。

　「総合的な学習の時間」に関する指導力は、教師として、まさに総合力が要求されます。積極的に参加をすることを求めます。グループ活動では、自らが主体的に参加し、教師の総合力の在り方を体感して下さい。