Web Syllabus(講義概要)

平成29年度

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子どもの食と栄養 勝田 映子
選択  2単位
【こども教育】 17-1-1333-3769-06

1. 授業の概要(ねらい)

 小児期の栄養と食生活は、生涯にわたる健康と生活の基礎となる。本授業では、発達過程にある小児期の食生活の特徴、日本人の食生活の現状、母体となる女性の食生活と課題、小児期の子ども対象の食育実践などについて講義し、演習を通じて保育者としての知識の定着を図る。

2.
授業の到達目標

 ①保育者として、小児期における食生活の重要性を理解し、根拠を挙げて説明することができる。
 ②発達段階に合わせた適切な食事指導ができる基礎知識を修得し、簡単な間食作りを計画・実践できる。
 ③小児期の子どもを対象とした食育指導案を作成し、模擬授業を行うことができる。

3.
成績評価の方法および基準

 ・毎時間の授業ポートフォリオ40%、小レポート20%、模擬授業10% 試験30%により総合的に評価する。

4.
教科書・参考書

 『子どもの食生活-栄養・食育・保育-』上田玲子 編著 ななみ書房
 資料プリントを適宜配布する。

5.
準備学修の内容

 指定した教科書の次回の授業範囲を読み、専門用語や図について不明や点が無いようにしておくこと
 乳幼児と食に関する雑誌や新聞の記事をスクラップしておくこと

6.
その他履修上の注意事項

 保育者としての知識のみならず、自らの食生活にも役立てて実践することを望みます。
 調べて小レポートにまとめ、プレゼンテーションする学習を中心に行います。意欲的な準備を期待します。

7.
各回の授業内容
【第1回】
 授業の進め方、生涯の礎となる子どもの健康と食生活
【第2回】
 小児の発育・発達と栄養
【第3回】
 栄養に関する基礎知識Ⅰ(栄養素の体内での働き)
【第4回】
 栄養に関する基礎知識Ⅱ(栄養素が不足した場合の身体への影響)
【第5回】
 妊娠期における栄養と食生活
【第6回】
 乳児期における栄養と食生活
【第7回】
 離乳食について・離乳食の与え方
【第8回】
 幼児期の栄養と食生活・間食の意義
【第9回】
 間食の調理
【第10回】
 特別な配慮を要する子どもの食と栄養
【第11回】
 子どもをめぐる食生活の問題
【第12回】
 食に関する教育・食育Ⅰ(乳児期)
【第13回】
 食に関する教育・食育Ⅱ(幼児期前~中期)
【第14回】
 食に関する教育・食育Ⅲ(幼児期後期)
【第15回】
 学習のまとめとテスト