Web Syllabus(講義概要)

平成29年度

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食生活と食育 勝田 映子
選択必修  2単位
【教育文化】 17-1-1333-3769-08

1. 授業の概要(ねらい)

 今日、不規則な食事や栄養の偏りなどにより、児童・生徒においても肥満や生活習慣病の増加が問題となっている。生涯を健康に過ごす上で、子どものときからよりよい食習慣を形成する食育の果たす役割は大きい。
 この授業では、食生活のあり方、課題を明らかにし、自らの食生活を改善するとともに、学校などで食育を推進していくための指導力を育成する。

2.
授業の到達目標

 ・現代日本の食生活の課題について、事例を挙げて説明することが出来る。
 ・望ましい食生活について理解し、自己の食生活改善計画を立てて実践することができる。
 ・学校などで食育を実践するための指導案を作成し、模擬授業を行うことができる。

3.
成績評価の方法および基準

 授業への参加状況・授業ポートフォリオ40%、レポート20%、模擬授業20%、試験20%の割合で評価する。

4.
教科書・参考書

 授業中に必要な資料を配付する。その他、適宜参考文献を紹介する。

5.
準備学修の内容

 ・食に関する情報に日頃から関心をもち、新聞、書籍、雑誌などを読むこと。
 ・関心を持った食生活上の問題について調べ、レポートや模擬授業の指導案を作成すること。

6.
その他履修上の注意事項

 ・日常的に食生活や食に関心をもち、進んで調べる姿勢をもつことが必要である。また、さまざまな角度から食について考えたり話し合ったりする積極性と、それを模擬授業に具体化する創意工夫力の発揮を期待したい。

7.
各回の授業内容
【第1回】
 わたしたちは何を食べてきたのか-食の歴史・文化・社会-
【第2回】
 食物と栄養・栄養素とその働き
【第3回】
 食生活を見直す①(醤油、酢、みりん-本醸造はどれ?)
【第4回】
 食生活の問題-学生によるレポート報告①
【第5回】
 食生活の問題-学生によるレポート報告②
【第6回】
 食生活の問題-学生によるレポート報告③
【第7回】
 食生活を見直す②(自分の食生活の栄養分析)
【第8回】
 食生活改善のための実習
【第9回】
 食生活に関する国の施策・指針・法律・指導要領など
【第10回】
 模擬授業「食と健康」①
【第11回】
 模擬授業「食と健康」②
【第12回】
 模擬授業「食と健康」③
【第13回】
 模擬授業「食と健康」④
【第14回】
 模擬授業「食と健康」⑤ 食と環境・食品ロス・世界と日本の食料
【第15回】
 学習のまとめとテスト-教育現場で食育にどのように取り組むか-