1. |
授業の概要(ねらい) |
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平成10年の学習指導要領改訂において創設された総合的な学習の時間は、変化の激しい社会に対応して、自ら課題を見付け、自ら学び、自ら考え、主体的に判断し、よりよく問題を解決する資質や能力を育てることなどをねらいとしている。本授業では総合的な学習の時間の実践事例から、総合的な学習の時間の指導について、基本的な在り方と指導法を学ぶ。総合的な学習の時間で行われる学習活動について、単元計画や学習指導案の作成、模擬授業に取り組み、具体的な総合的な学習の時間の授業構成や指導方法等を身につける。
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2. |
授業の到達目標 |
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・総合的な学習の時間の目標やその趣旨、指導計画の在り方について理解する。 ・総合的な学習の時間の具体的な内容の取扱いと授業の在り方について理解する。 ・単元計画や学習指導案の作成と模擬授業を通して、指導方法を理解する。
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3. |
成績評価の方法および基準 |
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毎回の授業で提出する小レポートおよび授業に臨む姿勢(50%)、学習指導案の作成と模擬授業への取り組み(20%)、試験(30%)を総合的に評価する。
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4. |
教科書・参考書 |
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『小学校学習指導要領解説・総合的な学習の時間編』(文部科学省 平成20年8月) その他、参考文献等については適宜授業で紹介する。
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5. |
準備学修の内容 |
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総合的な学習の時間は自らの課題意識が重要である。様々な社会事象等に関心を持ち課題意識を研いてほしい。また、模擬授業の準備や指導案作成にかかわる授業で示される課題に対しては、授業時間外でも積極的に資料を収集したり教材づくりを進めたりするなど、積極的に取り組むこと。また、指導案やレポート等は期日までに提出すること。
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6. |
その他履修上の注意事項 |
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授業では、グループ毎でディスカッションや教材準備を進める活動が多いため、積極的に取り組むこと。また、授業内容と同様に、自ら課題を見付け、自ら学び、自ら考え、主体的に判断し、よりよく問題を解決しようとする姿勢で授業に臨んでほしい。
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7. |
各回の授業内容 |
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【第1回】 | オリエンテーション | 【第2回】 | 総合的な学習の時間の目標と内容 | 【第3回】 | 学習課題の設定と情報の収集 | 【第4回】 | 情報の整理・分析とまとめ・表現 | 【第5回】 | 年間指導計画と単元計画 | 【第6回】 | 実践事例とその分析①(課題設定と情報収集の方法) | 【第7回】 | 実践事例とその分析②(情報の整理・分析とまとめ・表現) | 【第8回】 | 学習指導案の作成①(横断的・総合的な課題) *単元指導計画はグループで検討する | 【第9回】 | 学習指導案の作成②(児童の興味・関心に基づく課題) *単元指導計画はグループで検討する | 【第10回】 | 総合的な学習の時間の評価 | 【第11回】 | 模擬授業とその省察① | 【第12回】 | 模擬授業とその省察② | 【第13回】 | 模擬授業とその省察③ | 【第14回】 | 模擬授業とその省察④ | 【第15回】 | 総合的な学習の時間の指導法まとめ |
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