Web Syllabus(講義概要)

平成29年度

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道徳概論 飯島 英世
選択  2単位
【初等教育】 17-1-1333-4215-05

1. 授業の概要(ねらい)

 道徳の時間が「特別の教科 道徳」として教科化され、小学校では平成30年度から完全実施となる。道徳教育は、道徳科を要として学校の全教育活動を通して行われるが、それを指導する教員として必要な基礎的・基本的内容を身に付ける。また道徳教育の歴史や学習指導要領改訂の歩み、教科化の背景や意義等を理解するとともに、道徳教育および道徳授業の基本的な考え方について学び、実践につなげられるようにする。

2.
授業の到達目標

 ・道徳教育と道徳科の目標、指導内容等について理解する。
 ・全教育活動を通した道徳教育の在り方について理解する。
 ・道徳科の指導の在り方や評価について理解する。

3.
成績評価の方法および基準

 ・毎回の授業ごとに提出する小レポートおよび授業に臨む姿勢(70%)、試験(30%)を総合して評価する。

4.
教科書・参考書

 『これからの道徳教育と「道徳科」の展望』(東洋館出版社平成28年11月)
 『小学校学習指導要領解説・特別の教科 道徳編』(文部科学省 平成27年7月)
 その他、参考文献等については適宜授業で紹介する。

5.
準備学修の内容

 課題レポートの作成においては特に授業内容の理解の積み重ねが重要である。授業時間外で、授業ごとの振り返りをしっかりして理解を深める努力をしてほしい。

6.
その他履修上の注意事項

 授業では、講義だけでなくグループ・ディスカッションの場面も多い。各自の考えを深めることができるよう積極的かつ主体的な学びを大切にしてほしい。道徳教育及び道徳科の在り方について、教職を目指すために是非自分のものとして身に付けてほしい。

7.
各回の授業内容
【第1回】
 オリエンテーション
【第2回】
 近代の道徳教育
【第3回】
 新たな道徳教育
【第4回】
 道徳教育と学習指導要領の変遷
【第5回】
 道徳の時間から道徳科へ
【第6回】
 道徳の教科化
【第7回】
 道徳科の目標と指導内容
【第8回】
 道徳科の指導①(指導過程と教材の役割)
【第9回】
 道徳科の指導②(発問構成と話合い活動)
【第10回】
 道徳科の指導③(多様な指導方法)
【第11回】
 道徳科の評価
【第12回】
 道徳教育の全体計画
【第13回】
 道徳教育と学校の指導体制
【第14回】
 家庭、地域社会と連携した道徳教育
【第15回】
 道徳概論のまとめ