Web Syllabus(講義概要)

平成29年度

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国語科教育特論 坂本 喜代子
選択  2単位
【初等教育】 17-1-1333-4426-09

1. 授業の概要(ねらい)

 国語科は、言葉による見方・考え方を働かせ、国語で正確に理解し適切に表現することを通して、国語に関する資質・能力を育成することを目指す教科である。本授業では、言葉による見方・考え方について探究し、国語に関する資質・能力である「知識・技能」「思考力・判断力・表現力」「学びに向かう力」を関連づけるための指導力の育成を目指す。

2.
授業の到達目標

 ・国語科教育における見方・考え方について理解することができる。
 ・国語科の新現学習指導要領を比較し、その共通点と相違点を比較することができる。
 ・自己の研究課題を設定し、実践事例をもとにして分析することができる。

3.
成績評価の方法および基準

 ・平常点:90% 授業内で行う学習活動への参加、指定課題の提出、ミニレポート等。本授業は全回出席することは基本である。
 ・試 験:10%

4.
教科書・参考書

 テキスト
  文部科学省『小学校学習指導要領解説 国語編』東洋館
  田近洵一他編『文学の教材研究-<読み>のおもしろさを掘り起こす』教育出版(2014)
  大熊徹他編『国語科授業を活かす理論×実践』東洋館(2014)

5.
準備学修の内容

 ・テキストを授業で逐次読む事はしないので該当すると思われる箇所を読んだ上で参加のこと。

6.
その他履修上の注意事項

 ・主体的に参加し、提出物は確実に作成・提出してほしい。提出物の締め切りは厳守のこと。

7.
各回の授業内容
【第1回】
 国語科における資質・能力とは何かを学ぶ
【第2回】
 教材論と指導法①:「話すこと・聞くこと」について学ぶ
【第3回】
 教材論と指導法②:「書くこと」について学ぶ
【第4回】
 教材論と指導法③:「読むこと」について学ぶ
【第5回】
 教材論と指導法④:「伝統的な言語文化と国語の特質」について学ぶ
【第6回】
 教授・学習活動論①:「話すこと・聞くこと」の教材と指導法を提案する
【第7回】
 教授・学習活動論②:「書くこと」の教材と指導法を提案する
【第8回】
 教授・学習活動論③:「読むこと」の教材と指導法を提案する
【第9回】
 教授・学習活動論④:「伝統的な言語文化と国語の特質」の教材と指導法を提案する
【第10回】
 模擬授業実践とその分析①・(Aグループによる模擬授業)
【第11回】
 模擬授業実践とその分析②:(Bグループによる模擬授業)
【第12回】
 模擬授業実践とその分析③:(Cグループによる模擬授業)
【第13回】
 模擬授業実践とその分析④:(Dグループによる模擬授業)
【第14回】
 教授・学習活動論と模擬授業実践との関連性を学ぶ
【第15回】
 これからの国語科授業とは何か考える