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授業の概要(ねらい) |
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英語という言語を探求する学問である英語学には、実に様々な分野があります。この講義では、それらのうち発音・発話に関わる分野である、音声学・音韻論を紹介していきます。かなり専門的な部分も含まれ、理屈を理解するのは難しいかもしれませんが、英語を学習する上でのヒントとして生かしてもらえたらと思います。
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授業の到達目標 |
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言語学の知見を、効率的な英語学習に役立てることをめざします。具体的には、 1. 発音記号を理解し、辞書で単語を調べた際に、おおよその読み方が分かる。 2. 日本語の音声と英語の音声の主な違いを認識する。 3. 自然な発話速度のおいて見られる、音の連結現象等を理解する。
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成績評価の方法および基準 |
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原則として、期末試験100%で評価します。試験には、ノート・参考書・配布プリント・辞書など、ほぼすべて持ち込み可です。ただし、スマホなど通信機器類は禁止です。合格ラインは、概ね50点程度です。もしも、授業が難しくて試験ができるか不安だという場合には、試験前に(希望者だけが提出する)レポート課題を与えます。試験当日に課題を提出すれば、試験での不足分を多少補うことができます。ただし、このレポートは、「授業に真面目に出席していたけど、よく分からなかった」人に、授業内容の復習をかねて出す課題であり、「授業に出なくても、レポートを出せば単位が取れる」という意味ではありませんので、誤解しないで下さい。
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教科書・参考書 |
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『大学英語ディクテーションのエッセンス』 朝日出版社 (*第8回目の授業から使用します。)
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準備学修の内容 |
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原則として、予習は不要ですが、その分復習が必要です。授業では、大まかな流れ・重要なポイントしか板書しません。キーワード等を出発点に、図書館の参考書を利用して発展学習をすると、より理解が深まり、大学生らしい勉強になります。
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その他履修上の注意事項 |
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昨年度、初めてこの『英語音声学』を担当しましたが、残念ながら「何かを学ぶ気など微塵も感じられない残念な学生」さんが多数いました。当然、合格率も低く、約72%でした。自分が勉強しないのは勝手ですが、他人の勉学の邪魔をするのは言語道断です。授業時間を「友達とおしゃべりする時間」だと勘違いしている学生は、履修しないでください。授業妨害とみなされるレベルに達した場合、期末試験の受験資格をはく奪します。また、期末試験も相当難しくしますので、やる気がない人は他の授業を探すことをお勧めします。
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各回の授業内容 |
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【第1回】 | 英語学とは 英語学の諸分野 | 【第2回】 | 音素と音素記号、発音記号、IPAリテラシー | 【第3回】 | 母音(1) 短母音 | 【第4回】 | 母音(2) 長母音・二重母音 | 【第5回】 | 子音(1) 有声音と無声音 | 【第6回】 | 子音(2) 調音部位による分類 | 【第7回】 | 子音(3) 調音方法による分類 | 【第8回】 | 音変化(1) 短縮 | 【第9回】 | 音変化(2) 連結 | 【第10回】 | 音変化(3) 消失・脱落 | 【第11回】 | 音変化(4) 同化 | 【第12回】 | 音変化(5) 弱化 | 【第13回】 | 強勢・音調 | 【第14回】 | 実践編 長文リスニング・ディクテーション | 【第15回】 | まとめと試験 |
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