Web Syllabus(講義概要)

平成29年度

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特別活動の指導法(中・高) 和田  孝
教職  2単位
【教職】 17-1-1334-1761-07

1. 授業の概要(ねらい)

 学校教育の機能としての集団活動を基盤とした特別活動は、生徒の個性の伸長を図るとともに、社会性の育成の場として意義をもつ教育活動です。特別活動の意義やねらいの理解、指導法を学ぶことを通して実践的な指導の基本を身に付けていきます。

2.
授業の到達目標

 (1)特別活動の教育的意義、教育課程上の位置づけ及び活動内容を理解できる。
 (2)特別活動の指導案、指導資料の作成できる。
 (3)特別活動の指導の基本である集団活動や話し合い活動などの指導法の基本を身に付けことができる。

3.
成績評価の方法および基準

 授業への参加状況や課題レポート(50%)及び期末試験(50%)を総合的に評価する。

4.
教科書・参考書

 テキスト:『実践的指導力をはぐくむ「特別活動指導法」』(日本文教出版)
      『中学校学習指導要領解説 特別活動編』(文部科学省)
      『高等学校学習指導要領解説 特別活動編』(文部科学省)

5.
準備学修の内容

 ・テキストは、事前に読んでおき、質問を考えておく。授業後は、テキストの課題を行っておく。
 ・中学校・高校時代に体験した「学級活動・ホームルーム活動」「生徒会活動」「学校行事」について、具体的な活動内容や生徒としての意義をまとめておく。
 ・基本用語の小テストを行うので、テキストによる復習や理解を図っておく。

6.
その他履修上の注意事項

 ・特別活動に関する理解や指導は、すべての教員に求められる必須の要件であることを理解し、積極的に授業に参加すること。
 ・授業はグループ活動を取り入れて実施される。活動に積極的に参加し、集団活動の意義や楽しさを理解する。
 ・第1回オリエンテーションには、必ず出席すること。
 ・14回目の授業で試験を実施する。

7.
各回の授業内容
【第1回】
 授業に関するオリエンテーション
 学校における特別活動の実際
 ・特別活動の経験と学び
【第2回】
 特別活動の目標と内容
 ・特別活動の教育的意義と活動内容
【第3回】
 特別活動の指導の基礎理解
 ・教育課程における特別活動の位置づけと取扱い
【第4回】
 特別活動の指導計画作成と実践①
 1学級活動の目標と教育的意義
【第5回】
 特別活動の指導計画作成と実践②
 2学級活動の内容(1)学級や学校の生活づくり
【第6回】
 特別活動の指導計画作成と実践③
 3学級活動の内容(2)適応と成長及び健康安全
【第7回】
 特別活動の指導計画作成と実践④
 4学級活動の内容(3)学業と進路
【第8回】
 特別活動の指導計画作成と実践⑤
 1生徒会活動の目標と教育的意義
【第9回】
 特別活動の指導計画作成と実践⑥
 2生徒会活動の実際
【第10回】
 特別活動の指導計画作成と実践⑦
 3生徒会活動の指導計画案の作成
【第11回】
 特別活動の指導計画作成と実践⑧
 1学校行事の種類と内容
【第12回】
 特別活動の指導計画作成と実践⑨
 2学校行事の指導計画案の作成
【第13回】
 特別活動の指導計画作成と実践⑩
 3「特色ある学校行事」と指導の工夫
【第14回】
 特別活動の指導と評価、指導理論の整理(授業内試験)
【第15回】
 特別活動実施上の課題と今後の動向、授業のまとめ