Web Syllabus(講義概要)

平成29年度

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教育・心理統計 II 大多和 直樹
選択  2単位
【教育文化】 17-1-1334-1956-02

1. 授業の概要(ねらい)

 本科目では、教育・心理領域で行われる調査に必要な推測統計学の基礎的な知識と、データを表計算・統計ソフトウェアを使いつつまとめ分析する実践的技術を学ぶ。
 具体的には①尺度と変数、度数分布の概念、②代表値や散布度、尖度・歪度等の概念と表計算ソフトウェアによるそれらの算出方法、③確率論の基礎およびサンプリングの理論、検定・推定の理論、④推測統計の概念と表計算・統計ソフトウェアによる算出方法を理解・習得し、実際のゲータを分析できることを目指す。

2.
授業の到達目標

 「1.授業の内容」で挙げた統計的知識と技術によって、アンケートのデータを分析し、まとめることにより、アンケートを実践的に実施・分析できるようになる。

3.
成績評価の方法および基準

 授業時の課題50%、学期末に提出するレポート50%

4.
教科書・参考書

 参考文献:小塩真司『SPSSとAmosによる心理・調査データ解析―因子分析・共分散構造分析まで 第2版』東京図書

5.
準備学修の内容

 統計スキルは繰り返しが必要なので、練習問題をこなすこと

6.
その他履修上の注意事項

 社会調査、心理調査など、データを用いた教育学演習や卒業研究を履修する学生に強く薦める。

7.
各回の授業内容
【第1回】
 教育・心理・社会調査と統計学
【第2回】
 尺度と変数
【第3回】
 度数分布とグラフ
【第4回】
 代表値と散布度
【第5回】
 尖度・歪度、正規分布と標準偏差、偏差値
【第6回】
 確率論の基礎およびサンプリングの理論
【第7回】
 検定・推定の理論と応用、抽出法
【第8回】
 相関係数と偏相関係数
【第9回】
 独立性の検定、属性相関係数(クロス集計)
【第10回】
 t検定、一元配置分散分析
【第11回】
 二元配置分散分析
【第12回】
 回帰分析
【第13回】
 多変量解析の基礎
【第14回】
 因子分析と重回帰分析
【第15回】
 まとめ