Web Syllabus(講義概要)

平成29年度

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日本語のしくみ II 奥村  徹
選択  2単位
【教育文化】 17-1-1334-3215-02

1. 授業の概要(ねらい)

 この授業は、日本語教員を目指す学生を対象として行われる。春季は、日本語以外の世界の言語にも視野を広げながら、日本語の語彙、音声などについて、紹介したが、秋季は、より実践的な、日本語学習者から、質問されやすい「文法」の基礎について、学ぶ。できるだけ、範囲を網羅したいとは思うが、週一回の授業では限界があり、本当に日本語教育の現場に立つためには、さらなる自己研鑽が必要であることは言うまでもない。したがって、重要な知識の定着も図るが、自ら、文法現象を解析する能力も身につけてもらいたい、と願っている。
 具体的には、品詞論、動詞の活用、ヴォイス、テンス、アスペクトなど、実際の教室での日本語教育の体験などを織り交ぜながら、紹介していく。

2.
授業の到達目標

 品詞論、動詞の活用、ヴォイス、テンス、アスペクトなどについて、例を挙げて、わかりやすく説明する能力を身につける。

3.
成績評価の方法および基準

 レポート5回=50%、毎回のフィードバックペーパー30%、テスト2回=20%

4.
教科書・参考書

 教科書『初めての人の日本語文法』

5.
準備学修の内容

 毎回、予習を指定し、それを前提として授業を行うので、予習は必須である

6.
その他履修上の注意事項

 教育学部以外の履修希望者は、日本語教員養成コースへの登録が必要である

7.
各回の授業内容
【第1回】
 授業説明、日本語教育の現場の話
【第2回】
 品詞論1 動詞・形容詞・名詞
【第3回】
 品詞論2 その他の品詞
【第4回】
 連語論1=動詞と名詞の組み合わせ
【第5回】
 連語論2=格助詞
【第6回】
 動詞の活用のタイプ1
【第7回】
 動詞の活用のタイプ2
【第8回】
 動詞のて形の作り方
【第9回】
 現代日本語のテンス
【第10回】
 アスペクト論
【第11回】
 ヴォイス1 受け身文
【第12回】
 ヴォイス2 使役、使役受け身
【第13回】
 誤用分析1
【第14回】
 誤用分析2
【第15回】
 モダリティ、総まとめ