Web Syllabus(講義概要)

平成29年度

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英語圏の文学 III 木谷  厳
選択  2単位
【教育文化】 17-1-1334-3221-05

1. 授業の概要(ねらい)

 英語圏文学・文化に関する理解を深めることを目的とします。授業ではイギリスとアメリカを中心とする英語圏で書かれた詩や演劇、そしてミュージカルなどを、歴史に沿って概観的にみてゆきます。作品理解の補助として視聴覚資料も用います。

2.
授業の到達目標

 ・詩や演劇などリズミカルな言語表現を通じて異文化と自国文化の差異に気づき、それぞれの美質をより深く理解することも目標とします。

3.
成績評価の方法および基準

 授業への積極的な参加、取り組み(40%)、筆記試験(60%)。

4.
教科書・参考書

 授業で指示します。

5.
準備学修の内容

 予習、復習をすることで、授業の内容をより深く理解しておくことを望みます。

6.
その他履修上の注意事項

 「英語圏の文学 I、II」を履修していなくても受講可能です。また、教職を希望していない学生も受講可能です。

7.
各回の授業内容
【第1回】
 誰でも楽しめる英詩の魅力――イントロダクション
【第2回】
 童謡(nursery rhymes)の押韻――詩の形式とスキャンション(韻律分析)
【第3回】
 叙情詩の王道――ソネット(十四行詩)を味読する(1)
【第4回】
 叙情詩の王道――ソネット(十四行詩)を味読する(2)
【第5回】
 シミリ(直喩)とメタファ(隠喩)について(1)オウド(頌歌)における
【第6回】
 シミリ(直喩)とメタファ(隠喩)について(2)叙景詩および自然詩における
【第7回】
 叙景詩および自然詩と俳句の対比
【第8回】
 中間まとめ
【第9回】
 シェイクスピアの世界――情熱、感情表現、人間模様
【第10回】
 シェイクスピアの劇について(1)「劇詩」とブランク・ヴァースの魅力
【第11回】
 シェイクスピアの劇について(2)喜劇と悲劇の人間讃歌
【第12回】
 ミュージカルの歴史(1)詩と歌
【第13回】
 ミュージカルの歴史(2)歌詞をたのしむ
【第14回】
 ミュージカルの歴史(3)英国のミュージカル
【第15回】
 全体のまとめ
 ※状況に応じて順番や内容が変わる可能性もあります。