Web Syllabus(講義概要)

平成29年度

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基礎英文法 I (教職) 木谷  厳
選択  2単位
【教育文化】 17-1-1334-3221-09

1. 授業の概要(ねらい)

 大学入学までに学んできた英文法を基礎から確認し、その知識をさらに深めながら将来英語教員として指導をおこなうために必要な英語力を身につけます。
 授業では、はじめにその週ごとのテーマとなる文法事項について説明し、英語圏で日常的に使用されているフレーズやセンテンスを用いた実践的な演習問題を解き、その解説をおこないます。また、同じテーマでの会話練習も取り入れる予定です。実践的な英語力を高め、それを維持するために、学期末テストだけではなく授業で学んだことの確認テストも毎回実施します。

2.
授業の到達目標

 ・この授業では英語文法指導のポイントだけではなく「国際語としての英語」という側面も意識します。
 ・ネイティヴ・スピーカーだけでなく、非ネイティヴ・スピーカーと対話する、あるいは連絡を取る場合であっても、シンプルかつ正確に伝わる英語を使えるようになるために、最低限必要な文法ならびに発音など、確かな英語発信の基礎となる能力を養うことを目指します。

3.
成績評価の方法および基準

 課題を含む授業への積極的な参加、取り組み(40%)、筆記試験(60%)。

4.
教科書・参考書

 授業で指示します。

5.
準備学修の内容

 授業の内容をより深く理解するために、毎回理解確認の小テストをおこないます。そのため、予習、復習といった反復的な自習をおこなうことが望まれます。

6.
その他履修上の注意事項

 教職を希望していない学生も受講可能です。学年、学科を問わず、英語に興味があり、英語力を伸ばしたい、あるいは学び直したいと考えている学生の受講を歓迎します。一緒に楽しく英語を学びましょう。

7.
各回の授業内容
【第1回】
 イントロダクション
【第2回】
 「ある」、「である」、そして「なる」――be動詞の「存在」と「時間」
【第3回】
 文型――自動詞と他動詞の分類をもとに
【第4回】
 (1)否定文(準否定、部分否定、二重否定を含む)と疑問文(2)日本人の苦手な付加疑問文
【第5回】
 疑問詞と間接疑問文
【第6回】
 時制(1)さまざまな過去形(過去の習慣を含む)
【第7回】
 時制(2)進行形と未来時制、助動詞will
【第8回】
 可能性、推量をあらわす助動詞と英語の敬語――can/could、will/would、may/mightほか
【第9回】
 必要、義務などをあらわす助動詞と意図の強さ――shall、ought to、must、have toほか
【第10回】
 時制(3)完了形の現在、過去、未来時制
【第11回】
 準動詞について(1)不定詞の基礎とさまざまな用法
【第12回】
 準動詞について(2)動名詞の基礎とさまざまな用法(3)不定詞と動名詞の使い分け
【第13回】
 さまざまな形容詞
【第14回】
 さまざまな数量の表し方
【第15回】
 全体のまとめ、筆記試験
 ※状況に応じて順番や内容が変わる可能性もあります。