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授業の概要(ねらい) |
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現代社会においてスポーツは、人間の生活に不可欠な重要な文化となっています。そこで本授業では、現代社会におけるスポーツの意義について考察しつつ、そこでの指導者の役割と対象に合わせた指導方法について説明していきます。具体的には、年齢、性別、身体的特徴に応じた運動プランの作成と安全管理に関する基本的な事柄を解説します。その上で、我が国のスポーツ・システムと指導者の在り方について検討していきます。 また、本授業は日本体育協会公認スポーツ指導者資格の共通科目でもあります。
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2. |
授業の到達目標 |
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・スポーツに関わる怪我や病気について説明することができる。 ・スポーツ実施者の特性(年齢、性別等)に応じた運動プランを作成することができる。 ・スポーツ・システムの在り方について、客観的・論理的に自らの考えを提示することができる。
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3. |
成績評価の方法および基準 |
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・中間レポート(50%) ・期末レポート(50%)
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4. |
教科書・参考書 |
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テキスト:使用しません。適宜、資料を配布します。 参考文献:日本体育協会編『公認スポーツ指導者養成テキスト 共通科目Ⅱ・Ⅲ』日本体育協会、久保正秋『体育・スポーツの哲学的見方』東海大学出版会、大橋道雄・服部豊示・阿部悟郎『体育哲学原論:体育・スポーツの理解に向けて』不昧堂出版、永井洋一『賢いスポーツ少年を育てる:みずから考え行動できる子にするスポーツ教育』大修館書店。その他、適宜授業内で紹介します。
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5. |
準備学修の内容 |
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・各授業毎に復習を必ず行い、要点を整理しておいて下さい。 ・日頃から新聞やニュースに親しみ、社会の変化を把握するよう努めて下さい。 ・授業で得た知識を自己の生活と関連付けて思考するように努めて下さい。
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その他履修上の注意事項 |
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・スポーツ指導者としての自覚と熱意を持って受講することを望みます。
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各回の授業内容 |
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【第1回】 | オリエンテーション(授業の進め方、評価方法等について) | 【第2回】 | 我が国のスポーツ・システムと指導者の役割 | 【第3回】 | 中高年者とスポーツ①-老化と運動- | 【第4回】 | 中高年者とスポーツ②-運動時の注意点- | 【第5回】 | 女性とスポーツ①-女性の身体- | 【第6回】 | 女性とスポーツ②-スポーツにおける性- | 【第7回】 | 障がい者とスポーツ①-障がいへの理解- | 【第8回】 | 障がい者とスポーツ②-アダプテッドスポーツの可能性- | 【第9回】 | 中高年者・女性・障がい者とスポーツのまとめ、中間レポートの作成 | 【第10回】 | 指導者の役割①-プレーヤー像から考える- | 【第11回】 | 指導者の役割②-「プレーヤーが考える」ということ- | 【第12回】 | ミーティングの方法①-指導者の言葉かけ- | 【第13回】 | ミーティングの方法②-実施時に配慮すべきポイント- | 【第14回】 | 競技者育成のための指導法 | 【第15回】 | 授業のまとめ、期末レポートの作成 |
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