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授業の概要(ねらい) |
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この授業では、生涯学習と社会教育の本質を踏まえて、社会とかかわる学びのありようについて学修する。個人の趣味・教養に限らず、地域、福祉、労働、子育てをはじめとする幅広い学習の実践を捉える。生涯学習と社会教育の歴史、理論、政策、法制に基づき、学習を支援する教育のあり方について講義する。個人の自助努力のみでは解決しえない生活課題や地域課題がからみあう現代における生涯学習・社会教育の意義について議論する。
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2. |
授業の到達目標 |
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①人間の学習と教育の営みを、生涯にわたって捉える枠組みを獲得する。 ②生涯学習と社会教育の意義を基礎的な理論に基づいて適切に説明できる。 ③生涯学習と社会教育について、自らの理解を論理的に表現することができる。
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3. |
成績評価の方法および基準 |
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定期試験(筆記式、持ち込み不可):70% 各回ふりかえりシートのファイル:15% ブックレポートおよびミニ課題:15%
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4. |
教科書・参考書 |
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◎教科書 手打明敏・上田孝典編『つながりの社会教育・生涯学習』東洋館出版社、2017年
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5. |
準備学修の内容 |
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①教科書の指定された章を読む。 ②講義で指示したミニ課題について、よく調べる。 ③生涯学習と社会教育の視点から日常生活や自分の人生を捉える習慣をつける。
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6. |
その他履修上の注意事項 |
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①履修者の発言を活かした講義にするため、能動的に参加する。 ②各回の授業終盤で作成するふりかえりシートを、自らの考えや主張をまとめたポートフォリオとして綴じ、数回に分けて指定期日の授業で提出する(万が一、紛失した場合は当該回分の得点を失う)。 ③次の回(週)に提出するミニ課題がある際は、積極的に取り組む。
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7. |
各回の授業内容 |
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【第1回】 | イントロダクション | 【第2回】 | 学校に限らない学習の場への視野 | 【第3回】 | 生涯学習の理念と政策の展開 | 【第4回】 | 社会教育の理論からみた生涯学習 | 【第5回】 | ディスカッション(1) | 【第6回】 | 生涯学習・社会教育法制と施策の展開 | 【第7回】 | 社会教育施設としての公民館の特徴 | 【第8回】 | 社会教育施設としての図書館の特徴 | 【第9回】 | 社会教育施設としての博物館の特徴 | 【第10回】 | ディスカッション(2) | 【第11回】 | 生涯学習・社会教育を支える専門職員 | 【第12回】 | 学校・家庭・地域の連携・協働と学習 | 【第13回】 | 成人の学習を支えるコミュニケーション | 【第14回】 | 成人の社会参加とソーシャル・キャピタル | 【第15回】 | まとめ |
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