Web Syllabus(講義概要)

平成29年度

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美術史・文化遺産演習1C- I 岡部 昌幸
選択必修(27年度以降入学生)  2単位
【史】 17-1-1340-0121-05

1. 授業の概要(ねらい)

 ゼミの特色は「現場・実用主義」、「地域・社会貢献」、「創造性の育成」です。個人研究の他に、受講者に希望を募り3~4人単位で4~6班に分け、一つのテーマをもとに共同で計画を立てる共同研究を行います。そして、学期中に研究とともに教育普及活動として、社会と現場で役立つ制作物や企画を1種以上完成させます。課題のジャンルは①代表作品研究、②目録・資料作成、③展示ワークシート、④教育プログラム、⑤地域プロジェクトなどから選びます。テーマは美術・美術史・文化遺産に関わる内容で、近隣地域や社会の現場で役立つテーマを模索します。今期は陶器、茶の湯、能と美術、建築、日本画、浮世絵、日本近代洋画、大正文芸と美術、現代美術、西洋16~20世紀美術、20世紀アメリカ美術、アール・デコ、エコール・ド・パリ、アフリカ文化、医療と美術などを検討します。共同研究では、チームワークの協力と調整能力、協調性、リーダシップの訓練を行います。さらに、個人研究では、発表の技巧を研鑽し、テーマや構成の独創性を学びます。各学期に2回、全員による発表会を、学会発表をシュミレーションして行い、テーマの良しあし、ハンドアウト(資料)、パワーポイントの作成について競い合います。そのため、学会参加は、研究のため必須となります。この演習から、辻清明旧居茶会・登り窯再興プロジェクト、近隣の美術館でのギャラリー・トークとワークシート作成、学会シンポジウムに連動したワークショップ(体験的授業)、展覧会の教育・普及を目的としたワークショップの開催など実施してきました。学外授業は、作家の工房や、美術館、霞ヶ関キャンパスなどで行います。

2.
授業の到達目標

 個人研究では、発表用のパワーポイントとレジュメの完成による専門的発表、共同研究では学期中に目標とした制作物を完成し、社会に還元できるまでを目標とします。

3.
成績評価の方法および基準

 平常点を40パーセント、研究発表を30パーセント、共同研究への貢献度を30パーセントで、総合的に評価します。

4.
教科書・参考書

 授業中に指示します。教材費が必要なことがあります。

5.
準備学修の内容

 各班に、教員が主導する学外授業がありますので必ず出席してください。

6.
その他履修上の注意事項

 授業への意欲、学友との協調性、社会貢献への意識を求めます。

7.
各回の授業内容
【第1回】
 テーマの提示と班の選出
【第2回】
 テーマの企画案の討議(1)
【第3回】
 調査と研究(1)
【第4回】
 テーマの企画案の討議(2)
【第5回】
 調査と研究(2)
【第6回】
 調査と研究(3)
【第7回】
 個人研究・中間発表(1)
【第8回】
 調査と研究(4)
【第9回】
 調査と研究(5)
【第10回】
 課題作成指導(1)
【第11回】
 課題作成指導(2)
【第12回】
 課題作成指導(3)
【第13回】
 個人研究、本発表(1)
【第14回】
 個人研究、本発表(2)
【第15回】
 共同研究発表