1. |
授業の概要(ねらい) |
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今日まで、世界四大文明の1つである中華文明について考える。前期に続き、文化論の視点から清末から現在まで中国の変遷の実態を解説するとともに、アジアの周辺地域へ及ぼした影響も視野に入れ、解明する。 講義の内容に資するため、ビデオなどの映像・音声資料を使用することもある。
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2. |
授業の到達目標 |
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東洋史学専攻では、流動する現実の様々な問題を見据え、過去におけるアジアの人々の歩みを理解し、分析・検討した結果を現在から未来に連なる問題に投影するべく、重要な課題の1つがあると考えるため、基盤となる独自の問題意識を持ち、その目標に向かって前進することを期待している。
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3. |
成績評価の方法および基準 |
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毎回授業後、200~300字程度の感想文を書く。その内容(50%)と期末テストの結果(50%)により評価する。 なお、講義回数の3分の2以上出席することは単位修得の必須条件とする。
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4. |
教科書・参考書 |
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毎回、授業前にプリントを配布する。
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5. |
準備学修の内容 |
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大学の外へ足を運んで、博物館、資料館、図書館など、実物を見ながら勉強することを勧める。
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6. |
その他履修上の注意事項 |
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講義を聞いてるだけではなく、講義の内容に関する参考文献に当たって、MELIC(Media Library Center)を活用し、調査・研究を進めてほしい。
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7. |
各回の授業内容 |
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【第1回】 | ガイダンス | 【第2回】 | 近代西洋文明の襲来 | 【第3回】 | 東アジア国際秩序の崩壊と再構築 | 【第4回】 | 中国近代メディアの誕生と発展 | 【第5回】 | 洋務運動 ――「中体西用」論 | 【第6回】 | キリスト教の布教活動と近代教育の形成 | 【第7回】 | 立憲運動 ―― 康有為と梁啓超 | 【第8回】 | 社会進化論と民族意識の形成 | 【第9回】 | 孫文と辛亥革命 | 【第10回】 | 新文化運動と五四運動 | 【第11回】 | 日本の大陸進出と国共内戦 | 【第12回】 | 第二次大戦後とアジア冷戦体制 | 【第13回】 | 中国の改革・開放とその問題点 | 【第14回】 | アジアを考える | 【第15回】 | まとめと小テスト |
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