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授業の概要(ねらい) |
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本講義は、西はトルコから東はアフガニスタンまで、北はカフカスから南はアラビア半島までの、いわゆる中東地域(エジプトも含む)を舞台に展開された、古代「西アジア文明」の概説です。今日にまで影響を与えている農耕・冶金術・文字システム・社会システムの基礎がこの地で生まれ、また世界宗教の幾つかがこの地で発祥しているにもかかわらず、その歴史は日本の歴史学の中では西洋史・東洋史の狭間に埋もれてしまい、十分に認識されて来ませんでした。「西アジア文明」の先進性をあらためて認識してもらうことを目的として、Ⅱでは主に、古代イランの文明と、諸宗教の成立・展開をたどりながら、イスラーム化以前の西アジアの歴史を概観します。
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2. |
授業の到達目標 |
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西アジア文明が達成した人類史上の重要な転換点について理解することを目標とします。
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3. |
成績評価の方法および基準 |
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平常点(2/3以上の出席)と、テスト2回分の成績を総合して評価します。評価は甘くありませんので、特に就職を控えた4年生は十分検討の上、受講してください。
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4. |
教科書・参考書 |
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テキストは使用せず、毎回の授業で配布するプリントの中で、随時参考文献を紹介します。 主な参考書:小川他『世界の歴史④オリエント世界の発展』中公文庫、2009年。
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準備学修の内容 |
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プリントで紹介された参考文献の該当箇所を熟読しておくこと。
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その他履修上の注意事項 |
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この分野にあまりなじみがない学生でも、強く興味のある者は歓迎します。できる限りわかりやすく説明するつもりです。但し、やる気も努力する気もなく、安易に単位だけ取ろうと思っている者は容赦なく落とすので、受講はご遠慮ください。
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各回の授業内容 |
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【第1回】 | ガイダンス・西アジアの宗教文化 | 【第2回】 | アーリア人 | 【第3回】 | アケメネス朝ペルシア | 【第4回】 | ヘレニズム時代の西アジア | 【第5回】 | パルティアとローマ | 【第6回】 | サーサーン朝ペルシア | 【第7回】 | メソポタミアの宗教 | 【第8回】 | 前半の講義の補足、中間テスト | 【第9回】 | エジプトの宗教 | 【第10回】 | アマルナ革命 | 【第11回】 | ユダヤ教 | 【第12回】 | キリスト教の成立 | 【第13回】 | アーリア人の宗教(1)ゾロアスター教 | 【第14回】 | アーリア人の宗教(2)マニ教の成立 | 【第15回】 | まとめとテスト |
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