Web Syllabus(講義概要)

平成29年度

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日本史特殊講義7C- I 小山 俊樹
選択必修  2単位
【史】 17-1-1340-2706-07

1. 授業の概要(ねらい)

 本講義は、近現代における日本政治史を扱う。具体的には、戦前政党政治の崩壊後から日中戦争の勃発にいたる政治動向を、日本政治の特質、および対外関係・経済状況・社会変動などの視点から講義し、現代に通じる課題を提起していく。

2.
授業の到達目標

 受講生各位が近現代日本の歴史に関心をもち、昭和戦前~戦後期の政治・外交・経済の概略を説明できるようになること。

3.
成績評価の方法および基準

 試験の成績を重視して、総合的に評価する。

4.
教科書・参考書

 【教科書】
  木村茂光他編『大学でまなぶ日本の歴史』(吉川弘文館、2016年)
 【参考書】
  升味準之輔『日本政治史』3(東京大学出版会、1988年)
  林茂・辻清明編『日本内閣史録』3・4(第一法規、1981年)
  有馬学『帝国の昭和』(講談社学術文庫、2010年)
 その他、授業中に適宜指示する。

5.
準備学修の内容

 講義内で示された文献や、関連事項を扱う書籍を読み進めること。基本事項確認のため、高等学校での教科書・参考書などを参照してもよい。

6.
その他履修上の注意事項

 本講義は、細かい年代や事象の暗記を目的とするものではない。講義内容をもとに思考を重ね、自分自身の感想を持つようにしてほしい。

7.
各回の授業内容
【第1回】
 ガイダンス・講義内容などについて
【第2回】
 五・一五事件(1)
【第3回】
 五・一五事件(2)
【第4回】
 斎藤実「挙国一致」内閣の構造(1)
【第5回】
 斎藤実「挙国一致」内閣の構造(2)
【第6回】
 岡田啓介内閣―国体明徴運動・統制派と皇道派(1)
【第7回】
 岡田啓介内閣―国体明徴運動・統制派と皇道派(2)
【第8回】
 二・二六事件(1)
【第9回】
 二・二六事件(2)
【第10回】
 広田弘毅・宇垣一成(流産)・林銑十郎内閣―政党と軍部の対立(1)
【第11回】
 広田弘毅・宇垣一成(流産)・林銑十郎内閣―政党と軍部の対立(2)
【第12回】
 広田弘毅・宇垣一成(流産)・林銑十郎内閣―政党と軍部の対立(3)
【第13回】
 第一次近衛文麿内閣―日中戦争早期収拾の失敗(1)
【第14回】
 第一次近衛文麿内閣―日中戦争早期収拾の失敗(2)
【第15回】
 まとめ・最終講試験