1. |
授業の概要(ねらい) |
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本講義は、近現代における日本政治史を扱う。具体的には、戦前政党政治の崩壊後から日中戦争の勃発にいたる政治動向を、日本政治の特質、および対外関係・経済状況・社会変動などの視点から講義し、現代に通じる課題を提起していく。
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2. |
授業の到達目標 |
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受講生各位が近現代日本の歴史に関心をもち、昭和戦前~戦後期の政治・外交・経済の概略を説明できるようになること。
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3. |
成績評価の方法および基準 |
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試験の成績を重視して、総合的に評価する。
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4. |
教科書・参考書 |
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【教科書】 木村茂光他編『大学でまなぶ日本の歴史』(吉川弘文館、2016年) 【参考書】 升味準之輔『日本政治史』3(東京大学出版会、1988年) 林茂・辻清明編『日本内閣史録』3・4(第一法規、1981年) 有馬学『帝国の昭和』(講談社学術文庫、2010年) その他、授業中に適宜指示する。
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5. |
準備学修の内容 |
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講義内で示された文献や、関連事項を扱う書籍を読み進めること。基本事項確認のため、高等学校での教科書・参考書などを参照してもよい。
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6. |
その他履修上の注意事項 |
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本講義は、細かい年代や事象の暗記を目的とするものではない。講義内容をもとに思考を重ね、自分自身の感想を持つようにしてほしい。
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7. |
各回の授業内容 |
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【第1回】 | ガイダンス・講義内容などについて | 【第2回】 | 五・一五事件(1) | 【第3回】 | 五・一五事件(2) | 【第4回】 | 斎藤実「挙国一致」内閣の構造(1) | 【第5回】 | 斎藤実「挙国一致」内閣の構造(2) | 【第6回】 | 岡田啓介内閣―国体明徴運動・統制派と皇道派(1) | 【第7回】 | 岡田啓介内閣―国体明徴運動・統制派と皇道派(2) | 【第8回】 | 二・二六事件(1) | 【第9回】 | 二・二六事件(2) | 【第10回】 | 広田弘毅・宇垣一成(流産)・林銑十郎内閣―政党と軍部の対立(1) | 【第11回】 | 広田弘毅・宇垣一成(流産)・林銑十郎内閣―政党と軍部の対立(2) | 【第12回】 | 広田弘毅・宇垣一成(流産)・林銑十郎内閣―政党と軍部の対立(3) | 【第13回】 | 第一次近衛文麿内閣―日中戦争早期収拾の失敗(1) | 【第14回】 | 第一次近衛文麿内閣―日中戦争早期収拾の失敗(2) | 【第15回】 | まとめ・最終講試験 |
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