Web Syllabus(講義概要)

平成29年度

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日本史特殊講義4C- II 山本 英貴
選択必修  2単位
【史】 17-1-1340-3361-14

1. 授業の概要(ねらい)

 後期は、徳川家光より家綱期に至る幕府政治の変遷、および当該期が研究史的にどのように理解されているのか、講義していきます。さらに、政治史の大枠だけでなく、①江戸の大名屋敷を中心とした武家屋敷の機能、武家屋敷を媒介とした大名・旗本間の交流、②町奉行所による江戸支配のあり方、など個別の問題についても取り上げていきます。

2.
授業の到達目標

 徳川家光より家綱期に至る幕府政治史の大枠をつかみ、そこから個別の問題へと興味・関心を広げていけるようにする。

3.
成績評価の方法および基準

 中間と期末のテストにより判断します。

4.
教科書・参考書

 テキスト:使用しません。
 参考文献:杣田善雄『将軍権力の確立』(吉川弘文館、2012年)。この他、授業時に配布するプリントに記しておきます。

5.
準備学修の内容

 授業テーマに関わる部分を参考文献で確認のうえ、講義に臨んでください。また、授業中に配布するプリントに記される文献を読み、復習してください。

6.
その他履修上の注意事項

 他の受講生の迷惑にもなりますので、開始より30分経過してからの入室は控えてください。

7.
各回の授業内容
【第1回】
 授業の内容・進め方についてのガイダンス
【第2回】
 徳川家光・家綱政権の概要
【第3回】
 江戸幕府の法令‐田畑永代売買の禁令・慶安の御触書など‐
【第4回】
 江戸幕府の鎖国政策
【第5回】
 沿岸警備体制の確立
【第6回】
 キリシタン禁制史‐弾圧の展開
【第7回】
 キリシタン禁制史‐禁教制度の確立
【第8回】
 まとめと中間テスト
【第9回】
 武家屋敷‐屋敷の類型と取得方法
【第10回】
 武家屋敷‐相対替と武家間の交流
【第11回】
 町奉行所の組織と職務
【第12回】
 江戸の都市行政
【第13回】
 武家奉公人‐人宿と人宿組合
【第14回】
 武家奉公人‐大名行列と渡り者
【第15回】
 まとめと期末テスト