Web Syllabus(講義概要)

平成29年度

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日本現代史研究 戸部 良一
選択  2単位
【日本史・文化財学専攻】 17-1-1340-3756-04

1. 授業の概要(ねらい)

 1930年代の日中関係に関し、日本の政策決定に焦点を当てて講述し、それに基づいてディスカッションを行う。

2.
授業の到達目標

 事例研究を通して、日本の政治・外交・軍事の戦略策定を研究する方法論を修得する。

3.
成績評価の方法および基準

 ディスカッションへの参加を30パーセント、期末レポートを70パーセントとする。

4.
教科書・参考書

 【参考文献】
  日本国際政治学会太平洋戦争原因研究部編『太平洋戦争への道』第1巻~第4巻(朝日新聞社)
  波多野澄雄・戸部良一編『日中戦争の軍事的展開』(慶應義塾大学出版会)
  劉傑『日中戦争下の外交』(吉川弘文館)

5.
準備学修の内容

 事前に参考文献の該当部分を十分に読み、ディスカッションの準備をすること。

6.
その他履修上の注意事項

 講述内容に果敢にチャレンジし積極的に質問すること。

7.
各回の授業内容
【第1回】
 ガイダンス
【第2回】
 十五年戦争論
【第3回】
 満洲事変
【第4回】
 日中関係安定化の模索
【第5回】
 盧溝橋事件
【第6回】
 支那事変(日中戦争)のエスカレーション
【第7回】
 トラウトマン工作
【第8回】
 「対手トセス」声明
【第9回】
 宇垣・孔祥熙工作と汪兆銘工作
【第10回】
 独ソ不可侵協定の衝撃
【第11回】
 桐工作
【第12回】
 事変とマスメディア
【第13回】
 大東亜戦争と支那事変
【第14回】
 終戦工作
【第15回】
 まとめ