1. |
授業の概要(ねらい) |
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本講義では、18世紀後半以降の江戸幕府の国際関係に関する事柄を主に取り上げる。それぞれの事柄についての世界史的背景、国内の政治状況や社会状況との関わりに触れながら、開国へとつながる時代について検討を行う。
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2. |
授業の到達目標 |
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国際関係に関する事柄の経緯を理解し、幕府の対応や社会の動きとの連動性について考察できるようになること。
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3. |
成績評価の方法および基準 |
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①中間試験(40%) ②期末試験(40%) ③毎回のレスポンスシートの内容(20%)
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4. |
教科書・参考書 |
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・授業時にレジュメ配布。 ・参考文献 平川新『全集 日本の歴史 第12巻 開国への道』(小学館 2008) 牧原憲夫『全集 日本の歴史 第13巻 文明国をめざして』(小学館 2008) 藤田覚『近世後期政治史と対外関係』(東京大学出版会 2005) 井上勲編『日本の時代史 20 開国と幕末の動乱』(吉川弘文館 2004)
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5. |
準備学修の内容 |
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授業時に紹介する参考文献や資史料を読解し、次回のレスポンスシートに反映させること。
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6. |
その他履修上の注意事項 |
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・レジュメが配布されることに安心せず、メモやノートをしっかりとること。 ・講義内容をもとに自分自身で思考し、視野や関心を広げていってほしい。 ・授業内容については、進捗状況等により、多少の変更がでる可能性あり。
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7. |
各回の授業内容 |
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【第1回】 | 授業の内容、進め方、評価等についてのガイダンス | 【第2回】 | 江戸幕府の外交体制 | 【第3回】 | 近世の蝦夷地と北方社会 | 【第4回】 | ロシアの接近 | 【第5回】 | 日本における北辺意識 | 【第6回】 | 北辺危機意識の高まりと蝦夷地 | 【第7回】 | 大黒屋光太夫とラクスマン | 【第8回】 | 前半のまとめと中間試験 | 【第9回】 | レザノフ来航 | 【第10回】 | 蝦夷地直轄化をめぐる動向 | 【第11回】 | ゴロヴニン事件と高田屋嘉兵衛 | 【第12回】 | 異国船打払令の発令 | 【第13回】 | シーボルト事件 | 【第14回】 | モリソン号事件から薪水給与令まで | 【第15回】 | 後半のまとめと期末試験 |
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