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授業の概要(ねらい) |
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この講義では、人文地理学の基本的な概念(考え方)、および、人文地理学の主要な研究テーマとその研究成果の概要について説明を行います。また講義中に、みなさんに身近な地域に関する地図(手描き)をいくつか作成していただきます。この作業を通して、みなさんは人文地理学の研究方法を具体的に理解することになります。
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2. |
授業の到達目標 |
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・人文地理学の基本的な概念(考え方)・研究テーマを理解し、これらについて説明できる。 ・身近な地域の現象に関する地図を描くことができる。また、専門用語を用いながら、その現象について説明できる。
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3. |
成績評価の方法および基準 |
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試験の結果(50%)・レポートの内容(30%)・受講態度(20%)をもとに、成績を評価します。 ※受講態度については、毎回提出するリアクションペーパーの内容をもとに評価を行います。
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4. |
教科書・参考書 |
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・テキスト:特に指定はしません。 ※毎回、プリントを配布し、これをもとに講義を進めていきます。 ・参考文献: 高橋伸夫・田林 明・小野寺 淳・中川 正『文化地理学入門』東洋書林、1999年。 上野和彦・椿 真智子・中村康子編『地理学概論』朝倉書店、2007年。
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5. |
準備学修の内容 |
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・講義の前後に、参考文献を積極的に読んでください。 ・講義で取りあげた地域・地名を地図帳などで確認してください。 ・専門用語の意味を地理学の事典で調べてください。
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6. |
その他履修上の注意事項 |
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・第9回目・第11回目の講義で色鉛筆を使用します。赤・青・緑・黄などの基本的な色(5色程度)をそろえ、持参してください。 ・毎回、リアクションペーパーを配布します。これに感想・質問・意見などを自由に記入し、必ず提出してください。
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7. |
各回の授業内容 |
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【第1回】 | ガイダンス、受講上の注意 | 【第2回】 | 人文地理学の視点①等質地域と機能地域 | 【第3回】 | 人文地理学の視点②伝播 「伝播」とは何か? | 【第4回】 | 人文地理学の視点②伝播 伝播のパターンについて学ぼう | 【第5回】 | 人文地理学の視点③環境論1 環境決定論 | 【第6回】 | 人文地理学の視点③環境論2 環境可能論 | 【第7回】 | 人文地理学の視点③環境論3 地球を改変する人間 | 【第8回】 | 身近な地域の認知 | 【第9回】 | 「頭の中の地図」を描いてみよう(作業) | 【第10回】 | 時間地理学とは何か? | 【第11回】 | 生活行動を地図にしてみよう①作図 | 【第12回】 | 生活行動を地図にしてみよう②分析 | 【第13回】 | 都市・村落の形態と景観①都市 | 【第14回】 | 都市・村落の形態と景観②村落 | 【第15回】 | 総括・試験 |
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