Web Syllabus(講義概要)

平成29年度

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地理学実習2C- I 平野 淳平
選択必修  2単位
【史】 17-1-1340-4156-07

1. 授業の概要(ねらい)

 地理学の調査・研究では、地形図の判読や、分布図作成などの作業を通じて調査対象地域の地形や土地利用の特徴を理解することが求められます。この授業では、地理学の論文を作成するために必要となる地形図の判読方法と各種分布図の作成方法について説明します。授業では、上記の作業を通じて卒業論文を作成するための基礎的能力を身に付けます。

2.
授業の到達目標

 ①地形図から対象地域の特徴を読み取り、これについて説明することができる。
 ②調査対象地域における土地利用と景観の変遷を地形図から読み取り、これについて説明できる。
 ③地理学の調査に必要な各種統計資料や地図の入手方法について理解する。

3.
成績評価の方法および基準

 発表内容(60%)と作業結果(40%)をもとに評価します。

4.
教科書・参考書

 テキストは指定しません。
 必要に応じてプリントを配布します。

5.
準備学修の内容

 現在、住んでいる地域や、出身地の地形起伏・土地利用の特徴に関心を持つようにしてください。
 毎回の実習内容を授業後に復習するようにしてください。

6.
その他履修上の注意事項

 実習に用いる定規(30センチ以上)、色鉛筆(12色程度)、電卓を各自用意してください。
やむを得ず欠席する場合は事前に連絡してください。 無断欠席者は成績評価の対象外となります。
発表には必ずパワーポイントを使用してください。パワーポイントの操作方法は初回の授業で説明します。

7.
各回の授業内容
【第1回】
 ガイダンス(受講上の注意)
【第2回】
 地形図の種類と入手方法
【第3回】
 地形図に慣れる ①地図記号
【第4回】
 地形図に慣れる ②等高線の読み方
【第5回】
 地形図に慣れる ③地形断面図の作成
【第6回】
 地形図に慣れる ④水系図の作成
【第7回】
 地形図に慣れる ⑤土地利用図の作成
【第8回】
 地形図から対象地域の歴史を読み取る①土地利用の変化
【第9回】
 地形図から対象地域の歴史を読み取る②交通網の変化
【第10回】
 地形図から対象地域の歴史を読み取る③水系の変化
【第11回】
 等値線を引いてみよう
【第12回】
 統計資料からグラフをつくる
【第13回】
 統計資料から分布図をつくる
【第14回】
 作業結果の発表と討議
【第15回】
 まとめ