Web Syllabus(講義概要)

平成29年度

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地理学特殊講義2C- I 平野 淳平
選択必修  2単位
【史】 17-1-1340-4156-09

1. 授業の概要(ねらい)

 皆さんは「日本の気候」についてどのようなイメージを持っているでしょうか。しばしば、「日本は四季が明瞭な国である」と言われます。また、「地域差が大きい」ことも日本の気候の特徴として挙げられます。それでは、なぜ日本の気候は「四季が明瞭」であり、「地域差が大きい」のでしょうか。この授業では、自然地理学の一分野である気候学の立場から日本の気候の特徴とその成り立ちについて解説します。

2.
授業の到達目標

 日本の気候とその地域特性について理解し、論述的に説明できる。

3.
成績評価の方法および基準

 試験の結果(80%)とレポート(20%)をもとに成績を評価します。

4.
教科書・参考書

 教科書は特に指定しません。必要の応じてプリントを配布します。
 参考書
  日下博幸『学んでみると気候学はおもしろい』ベレ出版
  気候影響利用研究会編『日本の気候Ⅰ』二宮書店

5.
準備学修の内容

 毎回、授業内容を復習するようにしてください。

6.
その他履修上の注意事項

 毎回コメントシートを配りますので、質問・コメント・要望等を記入してください。
 コメントシートは成績評価には一切使用しません。
 現在住んでいる地域や出身地の気候に関心を持つようにしてください。

7.
各回の授業内容
【第1回】
 ガイダンス(受講上の注意)
【第2回】
 気象と気候、天候と気候
【第3回】
 気候の見方
【第4回】
 風が吹く仕組みと、雨が降る理由
【第5回】
 日本をとりまくアジアの気候
【第6回】
 日本の気候を支配する4つの気団
【第7回】
 日本付近の気圧配置
【第8回】
 日本の季節は「四季」ではなく「六季」
【第9回】
 日本の気温分布
【第10回】
 日本の降水分布と日照分布₋地形が生み出す気候の地域差‐
【第11回】
 北海道の気候
【第12回】
 日本海側の気候
【第13回】
 太平洋側の気候
【第14回】
 南西諸島の気候
【第15回】
 まとめと試験