1. |
授業の概要(ねらい) |
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本講義は、飛鳥・奈良・平安時代の人々の生活や思想について考えるものである。特に老病死のとらえ方や、神祇信仰・仏教・儒教・道教などの思想、平安時代に広まるケガレの思想、御霊信仰などから考えていく。古代の人々はどのように暮らし、どのような考え方で生きていたのかといったことについて、様々な視点から迫っていきたい。
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2. |
授業の到達目標 |
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日本古代の生活文化や思想について、基本的な知識を獲得する。また、どのような史料からそれが読み取れるのか、時代による変化がどのように起きたのかなど、自分の力でそれについて意欲的に考察できるようにする。
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3. |
成績評価の方法および基準 |
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出席を前提としたうえで、授業内課題(指定したテーマについての調査、あるいは意見の記述)40%、学期末に提出するレポートを60%とし、計100%のなかで評価する。
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4. |
教科書・参考書 |
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参考文献:木村茂光・小山俊樹・深谷幸治編『大学で学ぶ日本の歴史』吉川弘文館、2016年 金子裕之『平城京の精神生活』角川書店、1997年 そのほか、授業内で紹介する。
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5. |
準備学修の内容 |
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授業内で提示する参考文献を読み、授業への理解を深めること。
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6. |
その他履修上の注意事項 |
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あらかじめ本を読み、日本古代史の基礎的な知識を身につけておいてほしい。
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7. |
各回の授業内容 |
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【第1回】 | 序説 | 【第2回】 | 古代人と生 | 【第3回】 | 古代人と病 | 【第4回】 | 古代人と老 | 【第5回】 | 古代人と死 | 【第6回】 | 神祇信仰と祭祀 | 【第7回】 | 神仙思想 | 【第8回】 | 儒教の受容 | 【第9回】 | 古墳から寺院へ | 【第10回】 | 古代人と仏教 | 【第11回】 | 都の暮らし | 【第12回】 | 都の祭祀 | 【第13回】 | 御霊信仰 | 【第14回】 | ケガレの思想 | 【第15回】 | チマタと異界 |
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