Web Syllabus(講義概要)

平成29年度

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日本史特殊講義5C- I 宮川 麻紀
選択必修  2単位
【史】 17-1-1340-4211-07

1. 授業の概要(ねらい)

 本講義は、飛鳥・奈良・平安時代の人々の生活や思想について考えるものである。特に老病死のとらえ方や、神祇信仰・仏教・儒教・道教などの思想、平安時代に広まるケガレの思想、御霊信仰などから考えていく。古代の人々はどのように暮らし、どのような考え方で生きていたのかといったことについて、様々な視点から迫っていきたい。

2.
授業の到達目標

 日本古代の生活文化や思想について、基本的な知識を獲得する。また、どのような史料からそれが読み取れるのか、時代による変化がどのように起きたのかなど、自分の力でそれについて意欲的に考察できるようにする。

3.
成績評価の方法および基準

 出席を前提としたうえで、授業内課題(指定したテーマについての調査、あるいは意見の記述)40%、学期末に提出するレポートを60%とし、計100%のなかで評価する。

4.
教科書・参考書

 参考文献:木村茂光・小山俊樹・深谷幸治編『大学で学ぶ日本の歴史』吉川弘文館、2016年
      金子裕之『平城京の精神生活』角川書店、1997年
      そのほか、授業内で紹介する。

5.
準備学修の内容

 授業内で提示する参考文献を読み、授業への理解を深めること。

6.
その他履修上の注意事項

 あらかじめ本を読み、日本古代史の基礎的な知識を身につけておいてほしい。

7.
各回の授業内容
【第1回】
 序説
【第2回】
 古代人と生
【第3回】
 古代人と病
【第4回】
 古代人と老
【第5回】
 古代人と死
【第6回】
 神祇信仰と祭祀
【第7回】
 神仙思想
【第8回】
 儒教の受容
【第9回】
 古墳から寺院へ
【第10回】
 古代人と仏教
【第11回】
 都の暮らし
【第12回】
 都の祭祀
【第13回】
 御霊信仰
【第14回】
 ケガレの思想
【第15回】
 チマタと異界