Web Syllabus(講義概要)

平成29年度

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美術史・文化遺産実習2C- II 鎌田 純子
選択必修(27年度以降入学生)  2単位
【史】 17-1-1340-4213-06

1. 授業の概要(ねらい)

 日本の古美術品や染織品、それらに関係する史資料に直接触れ、そこから様々な情報を読み取る訓練をおこなう。まずは、美術資料の正しい取り扱い方を習得する。その上で、各々の美術資料から必要な情報(材質、技法、箱書きや作品に記されている内容、製作者の情報など)を読み取り、それらを分析して、作品解説する方法を身につける。そのため、簡単なくずし字を読むスキルも必要となる。また折にふれ、展覧会見学会を行い、実作品を観察して自ら何かを発見する経験を大切にしたい。秋期は、古美術品の作品調査とその分析、解説を書く実習を中心におこなう。

2.
授業の到達目標

 美術資料の基礎的な調査方法をマスターし、解説が書けるようになること。

3.
成績評価の方法および基準

 平常点(積極性、授業内の課題)や課題の出来などを総合的に判断して評価する。

4.
教科書・参考書

 授業中、適宜紹介する。

5.
準備学修の内容

 なるべく多くの美術館、博物館へ行くこと。授業で学んだくずし字の復習。

6.
その他履修上の注意事項

 展覧会見学会のほか、外部の博物館へ作品調査に行くことがあります。

7.
各回の授業内容
【第1回】
 ガイダンス 授業の内容と進め方の説明
【第2回】
 古美術品の取扱いと調査方法
【第3回】
 展覧会見学会①
【第4回】
 作品調査①調書
【第5回】
 作品調査②写真撮影
【第6回】
 作品解説を書く①
【第7回】
 作品解説を書く②
【第8回】
 展覧会見学会②
【第9回】
 作品図録出版作業①
【第10回】
 作品図録出版作業②
【第11回】
 染織品の取扱い①講義
【第12回】
 染織品の取扱い②実践
【第13回】
 十二単を着る
【第14回】
 模擬展示会と展示作品解説
【第15回】
 まとめ