Web Syllabus(講義概要)

平成29年度

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美術史・文化遺産特殊講義2C- II 鎌田 純子
選択必修  2単位
【史】 17-1-1340-4213-08

1. 授業の概要(ねらい)

 伊藤若冲や曾我蕭白、円山応挙や池大雅など、多彩な画家・画風を生み出した18世紀の京都画壇をとりあげる。授業では、毎回、当該期の人気画家や作品に関する重要な論文、最新の研究などを詳しく解説し、受講生が美術史の様々な研究方法について知ることを目的とする。さらに、18世紀の京都画壇の特質や、それを生み出した歴史的背景、受容者の美意識について考察する。こうした諸知識をふまえて、受講生にこの時代の作品の読み方を伝えたい。

2.
授業の到達目標

 受講生が、絵画資料の多角的な研究方法について知ること。絵画資料のディスクリプション(作品を言葉で描写すること)ができるようになること。

3.
成績評価の方法および基準

 学期末試験と平常点(展示見学会への参加、リアクションペーパーの質など)をもとに評価する。

4.
教科書・参考書

 授業ごとに紹介する。

5.
準備学修の内容

 積極的に美術館、博物館に行き、実物をよく観察すること。 必要な論文を入手すること。

6.
その他履修上の注意事項

 授業で展覧会見学会を行うことがある。

7.
各回の授業内容
【第1回】
 授業の内容と進め方の説明
【第2回】
 18世紀の京都画壇を生み出した歴史的背景
【第3回】
 鶴沢派と石田幽汀
【第4回】
 南蘋派の流行
【第5回】
 円山応挙①
【第6回】
 円山応挙②
【第7回】
 長沢芦雪
【第8回】
 伊藤若冲①
【第9回】
 伊藤若冲②
【第10回】
 曾我蕭白①
【第11回】
 曾我蕭白②
【第12回】
 池大雅①
【第13回】
 池大雅②
【第14回】
 展覧会見学会
【第15回】
 まとめと試験