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授業の概要(ねらい) |
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東アジアの歴史を振り返るとき、「中国」の存在を抜きにしては考えられない。そしてまた、私たちは往々にして、昔から「中国」という国があり、「中国人」という集団があったと固定的に考えがちである。しかし、今日の「中国」、あるいは「中国人」というまとまりは、東アジアの相互交渉や西洋との関係によって形成されたものである。中国近世・近代のうごきを概観しながら、東アジアにおいて「国家」や「民族」が、いかにして形成されたのか理解することを目指す。 近代という時代相をつかむため、絵画や写真、映画など映像資料を使いながら授業を進めていく予定である。
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2. |
授業の到達目標 |
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中国の近世・近代史について理解するとともに、東アジア各地域の歴史的流れを関連づけることができるようになる。さらに、歴史的視野に立って東アジアの現在を理解しようとする意識を高めることができる。
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3. |
成績評価の方法および基準 |
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・平常点(授業参加度、授業態度、小テスト)30% ・学期末試験(論述式)70% 受講生が多い場合は成績評価の方法を変えることがある。
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4. |
教科書・参考書 |
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・テキストは特に用いない。授業中に適宜、プリントを配布する。 ・参考文献は下記文献のほか、授業時に適宜、紹介する。 田中仁・菊池一隆・加藤弘之・日野みどり・岡本隆司『新図説中国近現代史』法律文化社 吉澤誠一郎『清朝と近代世界』岩波書店 川島真『近代国家への模索』岩波新書
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5. |
準備学修の内容 |
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・参考文献など関連書籍を1冊以上読んでおくことが望ましい。 ・日頃から新聞やテレビ、あるいは旅行などを通じてアジアに関心をもってほしい。 ・図書館を積極的に活用すること。
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6. |
その他履修上の注意事項 |
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・授業に対する質問、意見、感想をコメントカードなどで提示し、授業に対して主体的に参加すること。 ・授業で配布するプリントは理解を助けるための資料にすぎない。講義をよく聴き、しっかりノートに取ること。
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7. |
各回の授業内容 |
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【第1回】 | ガイダンス | 【第2回】 | 明朝の時代 | 【第3回】 | 明朝と東アジア世界 | 【第4回】 | 大清帝国① | 【第5回】 | 大清帝国② | 【第6回】 | アヘン戦争① | 【第7回】 | アヘン戦争② | 【第8回】 | 太平天国① | 【第9回】 | 太平天国② | 【第10回】 | 清朝体制の変容 | 【第11回】 | 「瓜分」の危機 | 【第12回】 | 義和団 | 【第13回】 | 辛亥革命① | 【第14回】 | 辛亥革命② | 【第15回】 | まとめ |
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