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授業の概要(ねらい) |
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この授業では20世紀の中国の政治と社会の変容と現在の問題を取りあげる。経済的な急成長をとげ、政治的にも影響力を拡大しつつある隣国の中国。最後の中華王朝・清朝の終焉から現在までを通観してみることにより、現代中国の抱える諸問題や社会主義的市場経済の世界史的な意味、そして日中関係について考える。
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授業の到達目標 |
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中国現代史について理解するとともに、東アジア各地域の歴史的流れを関連づけることができるようになる。さらに、現代中国を見る基本的な視点を持てるようにする。
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成績評価の方法および基準 |
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・平常点(授業参加度、授業態度、小テスト)30% ・学期末試験(論述式)70% 受講生が多い場合は成績評価の方法を変えることがある。
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教科書・参考書 |
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・テキストは特に用いない。授業中に適宜、プリントを配布する。 ・参考文献は下記文献のほか、授業時に適宜、紹介する。 田中仁・菊池一隆・加藤弘之・日野みどり・岡本隆司『新図説中国近現代史』法律文化社 西村成雄・国分良成『党と国家』岩波書店 石川禎浩『革命とナショナリズム』岩波新書 久保亨『社会主義への挑戦』岩波新書
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準備学修の内容 |
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・参考文献のうちの1冊以上を読んでおくことが望ましい。 ・日頃から新聞やテレビ、あるいは旅行などを通じて中国やアジアに関心をもってほしい。 ・図書館を積極的に活用すること。
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その他履修上の注意事項 |
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・授業に対する質問、意見、感想をコメントカードなどで提示し、授業に対して主体的に参加すること。 ・授業で配布するプリントは理解を助けるための資料にすぎない。講義をよく聴き、しっかりノートに取ること。
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各回の授業内容 |
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| 【第1回】 | | ガイダンス | | 【第2回】 | | 清末の政治改革 | | 【第3回】 | | 辛亥革命と中華民国の誕生 | | 【第4回】 | | 第一次世界大戦と中国 | | 【第5回】 | | 国共合作 | | 【第6回】 | | 満洲事変 | | 【第7回】 | | 日本の中国侵略と中国の抗日ナショナリズム | | 【第8回】 | | 日中戦争の勃発 | | 【第9回】 | | アジア太平洋戦争と中国 | | 【第10回】 | | 国共内戦 | | 【第11回】 | | 中華人民共和国の成立 | | 【第12回】 | | 「反右派闘争」と「大躍進」 | | 【第13回】 | | 文化大革命 | | 【第14回】 | | 改革・開放と天安門事件 | | 【第15回】 | | まとめ |
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