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授業の概要(ねらい) |
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「中国学の基礎をまなぶ(1)」 浅田次郎の『蒼穹の昴(そうきゅうのすばる)』を精読し、中国(史)を理解するうえで不可欠な、諸制度・思想・文学・習慣などについての基礎知識をまなびます。
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授業の到達目標 |
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1、中国の皇帝政治をささえた科挙官僚・宦官・外戚の重要性を理解できる。 2、歴史だけではなく思想や文学などについてもまなび、中国を総合的に理解するための基礎を体得できる。
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成績評価の方法および基準 |
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グループ報告60%、中間レポート(自分が報告しなかった回について)20%、各自の最終報告20%
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4. |
教科書・参考書 |
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テキスト:浅田次郎『蒼穹の昴』(講談社文庫、2004年。初版は1996年)第1巻 参考文献:宮崎市定『科挙ー中国の試験地獄ー』(中公文庫、2003年。初版は1963年) 三田村泰助『宦官』(中公新書、2012年。初版は1963年)
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5. |
準備学修の内容 |
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グループまたは各自で、報告の準備(漢字の読みと意味しらべ、用語の注釈、レジュメ作成、口頭報告の段取りなど)をしてください。報告にあたっていない個人とグループも、該当部分を読んで予習し、質問や提案を事前に考えてきたうえで、当日は司会や記録作成を担当してもらいます。
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その他履修上の注意事項 |
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自分の分担は、責任をもってまっとうしてください。理由なく分担を途中放棄したり、報告当日に無断欠席したり、ほかのグループの報告をきちんときかないなど、無責任で履修態度不良と判断される場合には、きびしく注意します。
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各回の授業内容 |
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【第1回】 | 教員の自己紹介とガイダンス、グループわけ | 【第2回】 | 『蒼穹の昴』とはどのような作品か?(教員による講義1) | 【第3回】 | 作品の歴史的背景(教員による講義2) | 【第4回】 | ドラマ作品の視聴とその解説(教員による講義3) | 【第5回】 | 工具書のつかいかた(図書館での実習) | 【第6回】 | レジュメ作成の練習 | 【第7回】 | グループ1 第1回報告 | 【第8回】 | グループ2 第1回報告 | 【第9回】 | グループ3 第1回報告 | 【第10回】 | 課題の整理とさらなる追究(図書館での実習) | 【第11回】 | グループ1 第2回報告 | 【第12回】 | グループ2 第2回報告 | 【第13回】 | グループ3 第3回報告 | 【第14回】 | 各自の最終報告(1)(グループ1、および2の半分のメンバー) | 【第15回】 | 各自の最終報告(2)(グループ2の残り半分のメンバーと、グループ3のメンバー) |
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