Web Syllabus(講義概要)

平成29年度

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現代社会学特論B II 大浦 宏邦
選択  2単位
【社会】 17-1-1350-0094-04

1. 授業の概要(ねらい)

 昨年は「フェイクニュース」という言葉がネットを賑わした。事実にもとづかない情報が広く流通するようになる中で、事実にもとづいて物事を論じる能力は必要性を増しているといえよう。本授業では情報を批判的に吟味し、データにもとづいて物事を論じる力を身につけるために、クリティカルシンキング(批判的思考法)について学び、統計ソフトによるデータ処理を用いた発表とレポート作成を行なっていきたい。

2.
授業の到達目標

 クリティカルシンキングの考え方を身につける。
 統計ソフトの使い方に習熟する。
 これらを用いて、実証的に物事が論じられるようになる。

3.
成績評価の方法および基準

 発表・レポートを50%、他の発表者へのコメントなど授業への参加状況を50%として、総合的に判断する。

4.
教科書・参考書

 若山昇著(2013)『誰でもわかるクリティカルシンキング―それって、ホント?』北樹出版
 参考文献は適宜指示する。

5.
準備学修の内容

 テキスト、参考文献は事前に読んでおいてほしい。授業は演習やディスカッションを主体に行う。批判的な考え方や論理的に思考する力は一朝一夕に身につくものではない。繰り返し実践することが重要である。

6.
その他履修上の注意事項

 日頃のニュース報道やネットの書き込みについても、批判的に検討する習慣をつけてみてほしい。

7.
各回の授業内容
【第1回】
 実証的なデータ収集1。
【第2回】
 実証的なデータ収集2。
【第3回】
 SPSSによるデータ分析1。
【第4回】
 SPSSによるデータ分析2。
【第5回】
 中間発表の準備1。
【第6回】
 中間発表の準備2。
【第7回】
 中間発表会。
【第8回】
 中間発表の反省を踏まえた追加調査の企画。
【第9回】
 追加調査の実施1。
【第10回】
 追加調査の実施2。
【第11回】
 追加的なデータ分析1。
【第12回】
 追加的なデータ分析2。
【第13回】
 期末レポート作成1。
【第14回】
 期末レポート作成2。
【第15回】
 秋期のまとめ。