Web Syllabus(講義概要)

平成29年度

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応用社会学 II 賀村 進一
選択必修  2単位
【社会】 17-1-1350-0157-02

1. 授業の概要(ねらい)

 この授業は社会人となる前の最後の準備教育としての性格をもつ。
 社会人には、与えられた(あるいは関心をもった)テーマについての、情報収集(読む・聞く)能力→情報加工(考える)能力→情報発信(書く・話す)能力が必要であるから、これらの能力の養成をはかることがこの授業の目的である。授業は演習形式で行う。
 授業は日本の経済社会を主たる対象とする。採りあげる社会事象をいくつか決め、それについて調べた内容、浮かび上がった問題点についての自分の考えや主張を文書等で報告し、その主張について討論する。(平成28年度はディべート方式で実施した。)
 この「応用社会学Ⅱ」で採りあげる社会事象は、「応用社会学Ⅰ」で採りあげたもの以外の事象を優先する。【第1回】ガイダンスでは「応用社会学Ⅰ」で採りあげたもの以外のものを考えて提示すること。

2.
授業の到達目標

 授業の目的に合致したテーマを選択でき、テーマについての資料を収集し、考え、まとめた自分の主張を文書等で報告・提示し、他の受講生が理解できるようなプレゼンテーションができるようになること。また、ディスカッションできるようになること。

3.
成績評価の方法および基準

 授業に10回以上出席すること、および1回以上の報告・プレゼンテーション・ディスカッションを担当することが単位認定の条件である。評価は提出物・発表・討論の水準による。
 証明のある就職試験や欠席、忌引き、出席停止、遅刻や早退等々の扱いについてはガイダンスで示す。

4.
教科書・参考書

 特定のテキストはない。参考文献は開始後、必要に応じて示す。

5.
準備学修の内容

 担当者はテーマの報告やプレゼンテーション、質問への準備を進めること。担当者以外の受講生は質問やディスカッションの準備をすること。

6.
その他履修上の注意事項

 ガイダンスも出席1回としてカウントするので、ガイダンスから必ず出席すること。
 プレゼンテーションやディスカッションの担当でありながら欠席や遅刻をした場合、評価は大きく下がる(D評価となることもある)。

7.
各回の授業内容
【第1回】
 ガイダンス。日本における興味ある社会事象3つの提示とそれらの解題の作成
【第2回】
 第1回で作成した報告の概要説明(1名ずつ行う)
【第3回】
 授業で採りあげる社会事象(以下、テーマと表示)の発表・確定と担当者の選定
【第4回】
 テーマ1についてのプレゼンテーションとそれへの質問
【第5回】
 テーマ1についてのディベート
【第6回】
 テーマ2についてのプレゼンテーションとそれへの質問
【第7回】
 テーマ2についてのディベート
【第8回】
 テーマ3についてのプレゼンテーションとそれへの質問
【第9回】
 テーマ3についてのディベート
【第10回】
 中間報告書の作成
【第11回】
 テーマ4についてのプレゼンテーションとそれへの質問
【第12回】
 テーマ4についてのディベート
【第13回】
 テーマ5についてのプレゼンテーションとそれへの質問
【第14回】
 テーマ5についてのディベート
【第15回】
 最終報告書の作成