Web Syllabus(講義概要)

平成29年度

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社会学演習 II 賀村 進一
必修  2単位
【社会】 17-1-1350-0157-08

1. 授業の概要(ねらい)

 少子高齢化が進む現代の日本社会において発生しているさまざまな経済的・社会的問題を発見し、探究・究明、報告、検討、総括することがテーマである。
 問題の例を挙げるならば、第2次大戦以降の日本社会の変化・変貌、少子高齢社会の構造、政策的・法的・制度的変化にともなう社会の変化、回復しない景気、税制度を含む財政問題、社会保障制度の問題、労働問題(労働力の減少・不足、正規雇用と非正規雇用、過重労働・過酷残業、その他)、格差問題(世代間格差、同世代内格差、男女格差、格差の再現・再生産、その他)、都市と地方の変化・変貌、等々である。
 後期は、上記のうち前期では扱わなかったテーマを取り上げる。

2.
授業の到達目標

 この授業は、履修生が社会学のなかでも特に選択した一分野を深く学修する授業である。担当する分野については、テーマについての資料を収集して専門知識を身につけ、考え、まとめた自分の主張を口頭および文書(パワーポイント等を含む)で報告・提示し、他の受講生が理解できるプレゼンテーションをすることができるようになること。また、ディスカッションができるようになること。

3.
成績評価の方法および基準

 授業に10回以上出席すること、および1回以上の報告・プレゼンテーションを担当すること、担当したテーマの報告書を提出することが単位認定の条件である。評価(S・A・B・C・D)は準備・発表・討論・提出物の水準による。
 証明のある欠席(就職試験や公式試合など)、出席停止(インフルエンザなど)や忌引き、遅刻や早退等の扱いについてはガイダンスで示す。

4.
教科書・参考書

 教科書はテーマが具体的に決まった時点で示す。
 資料の収集、報告書(レジュメ)の書き方、発表の仕方については、とりあえず、『新版 大学生のためのレポート・論文術』(小笠原喜康。講談社現代新書)、『情報を活かす力』(池上彰。PHPビジネス新書)を参照のこと。

5.
準備学修の内容

 担当者はテーマの報告やプレゼンテーション、質問への準備を進めること。
 担当者以外の受講生は質問やディスカッションの準備をすること。

6.
その他履修上の注意事項

 ガイダンスも出席1回としてカウントするので、ガイダンスから必ず出席すること。プレゼンテーションやディスカッションの担当でありながら欠席や遅刻をした場合、評価は大きく下がる(D評価となることもある)。
 ゼミは、試験のある通常の講義と異なり、準備し出席し自分の役割を果たして有意味となる。毎回が試験のようなものと考えてほしい。

7.
各回の授業内容
【第1回】
 ガイダンス(ゼミ方針の説明、履修上の注意、履修カードの作成、テーマの決定など)
【第2回】
 決定されたテーマについての大まかな解説。教科書の指定。担当者の決定など
【第3回】
 教科書の該当章節の輪読と質疑・討論①
【第4回】
 教科書の該当章節の輪読と質疑・討論②
【第5回】
 教科書の該当章節の輪読と質疑・討論③
【第6回】
 担当者による報告と質疑・討論①
【第7回】
 担当者による報告と質疑・討論②
【第8回】
 担当者による報告と質疑・討論③
【第9回】
 担当者による報告と質疑・討論④
【第10回】
 担当者による報告と質疑・討論⑤
【第11回】
 担当者による報告と質疑・討論⑥
【第12回】
 担当者による報告と質疑・討論⑦
【第13回】
 担当者による報告と質疑・討論⑧
【第14回】
 担当者による報告と質疑・討論⑨
【第15回】
 授業についての報告書の作成。担当分野についての報告書の提出