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授業の概要(ねらい) |
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この授業は、春学期の「社会学フィールド調査法」を履修し、フィールドワークについての基礎的理解を既に形成している学生を対象とし、その実践を通してフィールドワークという社会調査技法のさらなる実質的定着をめざすものである。 履修学生は、それぞれの興味に沿って調査可能性を考慮した問題設定を行い、しかるべきフィールドを選択し、調査計画をたて、調査活動を行い、その成果を発表し、レポートとしてまとめるという一連の作業を半期をかけて行う。授業内では、フィールドワークの各段階で作業の進捗状況についての報告と質疑応答を行い、参加者の間で作業内容をシェアすることを通して、調査戦略を適宜軌道修正しつつ、最終成果発表・成果報告書の作成へとつなげていく。その共有プロセスを通して、自分のフィールドと自分の採用した調査技法にとどまらない、様々なフィールド、様々なフィールドワーク技法についての、またフィールドワークという調査法の可能性と課題についての、理解を深めていくことができるだろう。
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2. |
授業の到達目標 |
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フィールドワークという社会調査技法を実践的に修得する。
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3. |
成績評価の方法および基準 |
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調査の各段階における進捗状況報告(50%)、最終発表およびレポートの提出(50%)によって評価する。
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4. |
教科書・参考書 |
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特になし。
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5. |
準備学修の内容 |
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フィールドワークの実質的作業自体は各履修学生が授業時間外で行うことになる。
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6. |
その他履修上の注意事項 |
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授業外で各自で行うべき作業量の多い授業である。この作業を主体的に進められることが、授業履修・単位修得の必要条件となる。 なお、「社会学フィールド調査法」を修得済みであることがこの授業履修の条件である。
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7. |
各回の授業内容 |
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【第1回】 | 授業についての説明、調査計画書フォーム配布 | 【第2回】 | 調査計画の検討(1) | 【第3回】 | 調査計画の検討(2) | 【第4回】 | 調査計画確定 | 【第5回】 | フィールドノーツの検討(1) | 【第6回】 | フィールドノーツの検討(2) | 【第7回】 | 調査中間報告(1) | 【第8回】 | 調査中間報告(2) | 【第9回】 | 調査中間報告(3) | 【第10回】 | 調査中間報告(4) | 【第11回】 | 調査中間報告(5) | 【第12回】 | 調査中間報告(6) | 【第13回】 | 調査中間報告(7) | 【第14回】 | 成果発表会(1) | 【第15回】 | 成果発表会(2) |
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