Web Syllabus(講義概要)

平成29年度

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文化心理学 I 大川 清丈
選択  2単位
【社会】 17-1-1350-3334-07

1. 授業の概要(ねらい)

 文化と心の関係へのさまざまなアプローチを身につける。心が文化をつくり、逆に文化が心をつくることを学ぶ。
 文化心理学の基礎、および日本人の心理をとらえた「甘え」理論について解説する。

2.
授業の到達目標

 ①さまざまな社会現象を「文化と心の関係」として読み解き、文化を研究する視点を獲得する。
 ②心の文化差の仕組みについて修得する。

3.
成績評価の方法および基準

 授業中のリアクション・ペーパー(30%)、小テスト(20%)、期末試験(50%)

4.
教科書・参考書

 テキスト・参考文献は使用しない。

5.
準備学修の内容

 日常生活の中に「文化」を見出す努力をすること。

6.
その他履修上の注意事項

 文化心理学Ⅱと併せて履修することが望ましいが、文化心理学Ⅰのみの受講も可能である。
 「文化」という言葉を聞いただけで「難しそう」と考えないように。文化は日常生活のなかにもあることを認識してほしい。
 授業中に配布したプリントはファイルしておくこと。

7.
各回の授業内容
【第1回】
 イントロダクション
【第2回】
 文化の相違
【第3回】
 文化心理学とは何か
【第4回】
 自己高揚と自己卑下
【第5回】
 「甘え」理論(1)日本語と英語
【第6回】
 「甘え」理論(2)日本人の心理
【第7回】
 「甘え」理論(3)普遍性と特殊性
【第8回】
 小テスト
【第9回】
 文化と意味
【第10回】
 自己観・人間観
【第11回】
 相互協調的自己観
【第12回】
 人と人の間
【第13回】
 文化と動機
【第14回】
 エンティティセオリーとインクリメンタルセオリー
【第15回】
 まとめと試験