Web Syllabus(講義概要)

平成29年度

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メディアコンテンツ制作実習 田所 承己
選択必修(28年度以降入学生)  2単位
【社会】 17-1-1350-3400-02

1. 授業の概要(ねらい)

 この実習は、社会学的なメディア・リテラシー学習を深める一環として、ビデオ制作等の「映像コンテンツ制作」を実際に行うための実践的スキルを習得することを目的とします。
 6~7人程度のチームに分かれて、家庭用のビデオ機材やスマートフォンなどを使って、PV、CM、ミニ・ドラマなどの動画作品を制作します。
 メディア業界や企業の広告・広報活動に関心のある受講生のみならず、社会学の各分野(地域活性化・観光・都市分野など)やボランティア活動で映像を活用してみたい受講生など、多様な人材に広く門戸を開いた実習です。また、ゼミ活動でビデオ撮影を活用してみたい人にも開かれています。

2.
授業の到達目標

 (1)「社会的意義」と「今日性」の観点に即したオリジナリティのある企画を立てることができる
 (2)企画案を構成表および絵コンテ(台本)の形で適切に表現することができる
 (3)企画内容を、適切なカメラワークと編集作業を通じて一つの作品に仕上げることができる
 (4)チーム内での役割に即した専門的スキルを習得して、チーム作品の制作に貢献できる
 (5)チーム作業を進めるため自ら意見を述べ、主体的に協力することができる

3.
成績評価の方法および基準

 ・課題作品:50%
 ・授業態度(チームへの貢献度・専門的能力の向上等):50%

4.
教科書・参考書

 ◆教科書:
  ・井上秀明『図解だからわかりやすい映像編集の教科書』(2007、玄光社、2000円)
 ◆参考書:
  ・奥村健太・藤本貴之『映像メディアのプロになる』(2010、河出書房新社、1800円)
  ・藍河兼一『映像演出の教科書』(2011、玄光社、2200円)
  ・富野由悠季『映像の原則 改訂版』(2011、キネマ旬報社、1800円)

5.
準備学修の内容

 実際の制作プロセスが始まると、授業時間外に作業時間が必要となる。授業時間外に他のメンバーと時間調整をおこない、企画会議、撮影作業、編集作業等を協力して進めていくことが求められる。

6.
その他履修上の注意事項

 (1)この実習に必要な基礎知識習得のため、春期(前期)の「メディアコンテンツ制作実習基礎(田所担当)」を受講しておくことが望ましいです。
 (2)この実習は、全くの映像制作初心者も歓迎します。
 (3)出演希望者も貴重な人材ですので、歓迎します。
 (4)チーム作業が中心となるため、チームで協力して協働作業ができる受講生を求めます

7.
各回の授業内容
【第1回】
 オリエンテーション
【第2回】
 チームの確定/企画の立案
【第3回】
 企画書の作成/リサーチ
【第4回】
 構成表の作成/ロケハン
【第5回】
 台本と絵コンテの作成
【第6回】
 撮影作業(1)
【第7回】
 撮影作業(2)
【第8回】
 撮影作業(3)
【第9回】
 撮影作業(4)
【第10回】
 編集作業(1)
【第11回】
 編集作業(2)
【第12回】
 編集作業(3)
【第13回】
 編集作業(4)
【第14回】
 作品発表会
【第15回】
 作品批評会