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授業の概要(ねらい) |
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昨年、世界中で「ポケモンGO」がブームとなりました。モバイル機器をもって、公園や街なかなどを出歩く人が急増したことがメディアでも注目されました。「ポケモンGO」では、位置情報や拡張現実(AR)といったテクノロジーが用いられています。こうした技術は、リアルな空間に情報空間を重ね合わせることによって、これまでなかったような空間経験を可能にしてくれます。この授業では、情報テクノロジーの進歩によって、私たちのリアルな都市空間の経験がいかに変容していくのか、社会学的に学んでいきます。 ※メディア分野に関心のある人のみならず、都市論や観光分野に関心のある人に向いた内容となります。
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2. |
授業の到達目標 |
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(1)情報革命の動向をビッグデータとAIを関連づけながら説明することができる (2)情報のオープン化がもつ社会学的意義を説明できる (3)位置情報と拡張現実テクノロジーがもつ社会学的意義を説明できる (4)情報空間とリアル空間が重なる都市経験の社会学的意義を説明できる
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成績評価の方法および基準 |
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・リアクションペーパー/小レポート:60% ・試験:40%
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教科書・参考書 |
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◆参考書 ・ビクター・マイヤー=ショーンベルガー『ビッグデータの正体――情報の産業革命が世界のすべてを変える』講談社、2013. ・小林雅一『クラウドからAIへ』朝日新聞出版、2013. ・ジェフ・ジャービス『パブリック――開かれたネットの価値を最大化せよ』NHK出版、2011. ・佐野正弘『位置情報ビジネス』マイコミ新書、2011. ・小林啓倫『AR―拡張現実』マイコミ新書、2010.
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準備学修の内容 |
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・授業内容の予習・復習のために参考文献を読んでおくこと。 ・授業で取り上げた事象を身の周りで探して、自分なりの言葉で説明してみる(小レポート)。
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その他履修上の注意事項 |
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・授業中に適宜、受講生の意見や考えを聞くことがあるので、積極的に発言するようにしてください。 ・リアクションペーパーの内容を授業中に参照するので、留意してください。 ・授業計画は受講生の関心や社会情勢によって適宜変更します。
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各回の授業内容 |
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【第1回】 | オリエンテーション | 【第2回】 | ビッグデータ社会 | 【第3回】 | AIによる社会的影響 | 【第4回】 | 情報のオープン化(1) | 【第5回】 | 情報のオープン化(2) | 【第6回】 | 情報のオープン化(3) | 【第7回】 | 中間まとめ | 【第8回】 | 都市とメディア | 【第9回】 | モバイル・メディアと位置情報(1) | 【第10回】 | モバイル・メディアと位置情報(2) | 【第11回】 | 拡張現実(AR)と日常生活(1) | 【第12回】 | 拡張現実(AR)と日常生活(2) | 【第13回】 | 新しい都市空間の経験(1) | 【第14回】 | 新しい都市空間の経験(2) | 【第15回】 | まとめ |
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