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授業の概要(ねらい) |
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社会学とは何か。その基本的な枠組を学ぶ。社会学的な道具立てで社会を見ると、どのように見えるかの実例を多く示す。ロバート K. マートンの議論を中心に紹介する。具体的な事例・トピックスと社会学の枠組や理論との往復を繰り返しながら、社会学的なものの見方(sociological way of thinking)とは何かを考える。
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2. |
授業の到達目標 |
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社会学的なものの見方(sociological way of thinking)の獲得の導入路となることを目標とする。
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3. |
成績評価の方法および基準 |
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複数回の授業内小レポートと試験の結果による評価。
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4. |
教科書・参考書 |
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参考文献として、 1、R. K. マートン、『社会理論と社会構造』みすず書房、1961。 2、『新・社会福祉士養成講座3 社会理論と社会システム』、2014(第3刷)。とくに渡辺執筆の「社会的役割」。
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5. |
準備学修の内容 |
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社会に対する「社会学的なものの見方」とは何かを、日常のできごとを取り上げて考え、授業内小レポートに活かしてほしい。
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6. |
その他履修上の注意事項 |
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よい社会とは何か、を考えること。
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7. |
各回の授業内容 |
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【第1回】 | イントロダクション | 【第2回】 | 社会/行為/規範/構造/制度 | 【第3回】 | 機能とは何か。 | 【第4回】 | 潜在的機能と意図せざる帰結 | 【第5回】 | 予言の自己成就1 | 【第6回】 | 予言の自己成就2 | 【第7回】 | 行為選択肢/評価軸の1;属性と業績 | 【第8回】 | 属性と業績で社会を見る(1) | 【第9回】 | 属性と業績で社会を見る(2) | 【第10回】 | 属性と業績で社会を見る(3) | 【第11回】 | 行為選択肢/評価軸の2;道具的と表出的、限定的と無限定的、普遍的と個別的、個人志向と集合志向 | 【第12回】 | 行為選択肢/評価軸の組み合わせで社会を見る;家族システムと職業システム | 【第13回】 | 社会の比較 | 【第14回】 | 社会の変化 | 【第15回】 | まとめと試験 |
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