Web Syllabus(講義概要)

平成29年度

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人口と家族の社会学 渡辺 秀樹
選択  2単位
【社会】 17-1-1350-3810-08

1. 授業の概要(ねらい)

 結婚と出産を中心に、家族的経験の動向をまずセンサスデータで把握する。そして日本の家族の特徴を国際比較データによって考察する。同時に家族の歴史的な変化を取り上げる。家族社会学への入門として位置づけられる。<家族を社会学する>ということに馴染んでいくように講義を進める。

2.
授業の到達目標

 家族の実態を全国サンプルのデータで把握すること。さらに、国際比較という視野を獲得すること。歴史的相対化という視点を養うこと、を目標とする。家族関連のセンサスデートの図表を読めるようになること。

3.
成績評価の方法および基準

 複数回の授業内小レポートと試験の結果による評価。

4.
教科書・参考書

 テキストはとくに指定しない。
 参考文献は、牧野カツコ・渡辺秀樹ほか編著『国際比較にみる世界の家族と子育て』(ミネルヴァ書房、2010)

5.
準備学修の内容

 日頃、目にする家族に関する統計図表を見て、その図表が何を意味しているか、なぜ、そのような数値になっているのかを考えて、授業内小レポートに反映してほしい。

6.
その他履修上の注意事項

 家族について、常識という眼鏡を外して,社会学という眼鏡で見てみるとどのように見えるか、という姿勢と柔軟性を常に持てるようにしてほしい。

7.
各回の授業内容
【第1回】
 イントロダクション
【第2回】
 結婚についての概念的把握
【第3回】
 結婚に関わる基礎データについて
【第4回】
 晩婚化/非婚化
【第5回】
 配偶者選択基準
【第6回】
 階層と結婚、国際結婚
【第7回】
 離婚と再婚
【第8回】
 同棲婚
【第9回】
 出産の動向、
【第10回】
 少子化について(1)
【第11回】
 少子化について(2)
【第12回】
 婚外子について
【第13回】
 ライフイベント経験としての結婚と出産
【第14回】
 意識調査から見る家族的経験
【第15回】
 まとめと試験