Web Syllabus(講義概要)

平成29年度

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心理学演習B 新谷 和代
必修  2単位
【心理】 17-1-1360-0290-02

1. 授業の概要(ねらい)

 前期に引き続き、ボランティアでのエピソードを発表するチームと、発達臨床に関する文献について発表するチームに分かれ、2つのチームが授業で情報交換をすることで、実践と座学の両面から、子どもの発達を学ぶ。必要に応じてワークショップも取り入れる。
 (ボランティア実践チーム) 前期と同じように、毎週200字程度のボランティア報告書を書き、教員に提出する。授業では1度、ディスカッションのためのエピソードを発表する。
 (文献発表チーム) 教科書を分担し、要旨と感想を発表する。

以上の授業時の発表では、全メンバーでディスカッションを行いながら、子どもの発達への理解を深め、子どもとの関わり方についてのスキルについて学ぶ。

2.
授業の到達目標

 子どもの発達についての知識の獲得
 子どもへの支援スキルの獲得・向上

3.
成績評価の方法および基準

 ・出席および発表 (40%)
 ・ディスカッションへの積極性(40%)
 ・期末課題(20%)
 3分の1以上欠席した者には単位を与えない。2回の遅刻(15分以内)は欠席1回とみなす。遅刻時間を記録する。
 ※ボランティアは、「教育ボランティア」として大学に登録した上で、個人の自由意思で行うものである。大学の品位を汚すような行為はくれぐれも慎みながら、有意義な活動をすること。

4.
教科書・参考書

前期に引き続き、以下のテキストを使用する。
 『子どもの感情コントロールと心理臨床』 大河原美以著 日本評論社 2015
 各章の詳細は、日本評論社の以下のサイトを参照すること。     
 https://www.nippyo.co.jp/shop/book/6877.html
補助教材は、以下のテキストである。
 『エピソードで学ぶ青年心理学』 大野 久編著 ミネルヴァ書房 2010
 各章の詳細は、ミネルヴァ書房の以下のサイトを参照すること。     
 http://www.minervashobo.co.jp/book/b63016.html

5.
準備学修の内容

(2チーム共通) 授業で取り上げる章をあらかじめ読んでくること。

6.
その他履修上の注意事項

 ボランティアについては、前期同様、困ったり迷った時は、自分で解決しようとせず、現場の職員の方や指導教員に助言を求める姿勢が必要である。またボランティアは、12月の授業終了週までとする。

7.
各回の授業内容
【第1回】
イントロダクション 前期の振り返りと後期授業内容についての説明
【第2回】
第4章 児童期以降の親子関係における困難 その①
補助教材 エピソードでつかむ青年心理学①
【第3回】
第4章続き その②
補助教材 エピソードでつかむ青年心理学②
【第4回】
第5章 見立てと援助の方法論 その①
補助教材 エピソードでつかむ青年心理学③
【第5回】
第5章続き その②
補助教材 エピソードでつかむ青年心理学④
【第6回】
第5章続き その③
補助教材 エピソードでつかむ青年心理学⑤
【第7回】
第5章続き その④
補助教材 エピソードでつかむ青年心理学⑥
【第8回】
第6章 事例を通して──親の苦悩と覚悟と愛情、そして子の成長 その①
補助教材 エピソードでつかむ青年心理学⑦
【第9回】
第6章続き その②
ボランティア報告とディスカッション①
【第10回】
第6章続き その③
ボランティア報告とディスカッション②
【第11回】
第6章続き その④
ボランティア報告とディスカッション③
【第12回】
キャリアサポートセンターによるキャリアガイダンス(授業の教室)
【第13回】
発達心理学に関する学術論文の紹介  幼児/児童 (教員が行う)
【第14回】
発達心理学に関する学術論文の紹介  思春期 (教員が行う)
【第15回】
後期のまとめと期末課題配布