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授業の概要(ねらい) |
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パーソナリティの理解は、臨床実践においても研究に携わる上でも重要である。パーソナリティは多面的なものであり動的なものであるがゆえに、魅力的なものである。パーソナリティを理解するためには、様々な視点を支える知識が求められる。この授業では、パーソナリティの理解を深め、臨床実践と結び付けて考えることができることを目的とする。
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2. |
授業の到達目標 |
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心理臨床においてパーソナリティを理解するとはどのようなことであるのかを考え、パーソナリティを理解するための理論をもとにアセスメントできることを目標とする。
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3. |
成績評価の方法および基準 |
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発表・ディスカッション80%、レポート20%
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4. |
教科書・参考書 |
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馬場禮子『精神分析的人格理論』岩崎学術出版 ナンシー・マックウィリアムズ『パーソナリティ障害の診断と治療』創元社 メアリー・J. ピープルスズ『初回面接-出会いの見立てと組み立て方』金剛出版 妙木浩之『初回面接入門』岩崎学術出版 若林明雄『パーソナリティとは何か:その概念と理論』培風館 乾吉祐編『心理療法の見立てと介入をつなぐ工夫』金剛出版 JeromeS.Blackman『Get the Diagnosis Right:Assessment and Treatment Selection for Mental Disorders』Routledge.
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準備学修の内容 |
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授業で学んだことを臨床実践と結び付けて理解するよう試みて欲しい。
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その他履修上の注意事項 |
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問題意識を持ち考え、活発な意見交換をすることを期待する。
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各回の授業内容 |
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【第1回】 | パーソナリティ理論の多様性について学ぶ | 【第2回】 | 成人事例の見立てをするために必要なこと①何をアセスメントするのか | 【第3回】 | 成人事例の見立てをするために必要なこと②病態水準 | 【第4回】 | 成人事例の見立てをするために必要なこと③心理検査とパーソナリティ | 【第5回】 | 事例の見立ての実際① | 【第6回】 | 事例の見立ての実際② | 【第7回】 | プレイセラピーとは何か、について学ぶ | 【第8回】 | プレイセラピーに関する発表とディスカッション① | 【第9回】 | プレイセラピーに関する発表とディスカッション② | 【第10回】 | プレイセラピーに関する発表とディスカッション③ | 【第11回】 | プレイセラピーに関する発表とディスカッション④ | 【第12回】 | プレイセラピーに関する発表とディスカッション⑤ | 【第13回】 | プレイセラピーに関する発表とディスカッション⑥ | 【第14回】 | 集団療法におけるパーソナリティ① | 【第15回】 | 集団療法におけるパーソナリティ② |
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