Web Syllabus(講義概要)

平成29年度

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臨床心理学研究法特論 大塚 秀実
選択  2単位
【臨床心理学専攻】 17-1-1360-1244-10

1. 授業の概要(ねらい)

 研究を行う上で必要な知識やスキルは多い。この授業では修士論文の研究目的を明確にすること、その目的に沿った方法論を選択できるよう、臨床心理学に関する論文を教材として学ぶ。自分がどのような問題意識を持ち、何を知ろうとしているか、自ら考え、表現する力を養って欲しい。

2.
授業の到達目標

 研究目的を明確し、他者に説明できるようにすること。

3.
成績評価の方法および基準

 発表・ディスカッション60%、レポート40%

4.
教科書・参考書

 教科書
  齋藤高雅・元永拓郎『臨床心理学研究法特論〔新訂〕』放送大学出版会
 参考文献
  宮本常一・安渓遊地『調査されるという迷惑』みずのわ出版
  松井豊『心理学論文の書き方』河出書房新社
  森岡正芳・大山泰宏編『臨床心理職のための研究論文の教室』金剛出版
  南風原朝和・市川伸一・下山晴彦『心理学研究法入門』東京大学出版会
  下山晴彦『臨床心理学研究の技法』福村出版
  津川律子・遠藤裕乃『初心者のための臨床心理学研究実践マニュアル』金剛出版

5.
準備学修の内容

 修士論文の執筆に向けて、必要な文献を見つけて読むこと。

6.
その他履修上の注意事項

 修士論文の執筆に役立つよう、積極的に取り組んでほしい。

7.
各回の授業内容
【第1回】
 臨床心理学の研究とはどのようなものなのか?
【第2回】
 興味や関心をどのように研究にするのかを学ぶ
【第3回】
 臨床研究の倫理を学ぶ
【第4回】
 論文の検索方法を知る(メリック・ガイダンス)
【第5回】
 論文の読み方①事例
【第6回】
 論文の読み方②心理検査
【第7回】
 論文の読み方③質的研究
【第8回】
 論文の読み方④量的研究と混合研究法
【第9回】
 修士論文の発表とディスカッション①
【第10回】
 修士論文の発表とディスカッション②
【第11回】
 修士論文の発表とディスカッション③
【第12回】
 修士論文の発表とディスカッション④
【第13回】
 修士論文の発表とディスカッション⑤
【第14回】
 修士論文の発表とディスカッション⑥
【第15回】
 まとめ