Web Syllabus(講義概要)

平成29年度

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心理データ解析法 II 橋本 貴充
選択  2単位
【心理】 17-1-1360-3271-02

1. 授業の概要(ねらい)

 心理データ解析法Iの内容を前提として、母集団の平均値差について議論する方法を学ぶ。分析を実行する技術を習得することだけでなく、その分析方法の内容を理解することも目的とする。心理データ解析法Iと同様に、統計ソフトウエア(SAS)を用いる。

2.
授業の到達目標

 (1) 平均値差を議論するための、適切な手法を選択できる。
 (2) 配布資料を参照しながら、平均値差を議論するためのSASプログラムを記述し実行できる。
 (3) 平均値差を議論する分析の出力結果から、必要な情報を取捨選択しレポート等に記述できる。

3.
成績評価の方法および基準

 授業中の課題(60%)、期末試験(40%)
 授業中の課題は、到達目標(2)(3)に関するものを6回(各10点満点)出題する。
 期末試験は40点満点とし、到達目標(1)について20点、到達目標(2)(3)について20点の配点とする。

4.
教科書・参考書

 教科書:なし。授業中にプリントを配布する。
 参考書:橋本貴充・荘島宏二郎(2016)『実験心理学のための統計学』誠信書房

5.
準備学修の内容

 授業時間内の学習だけで語学が身に付かないのと同様、授業時間内の学習だけでSASを使いこなせるようにはならない。授業の1週間前に配布プリントをLMSにアップロードするので、授業開始までに読み、どこがわからないのかを明らかにしておいていただきたい。
 授業中の課題は成績評価対象である。他人と相談して解答してはいけない。欠席した場合でも、1週間以内に提出すれば通常どおり採点する。ただし、1週間後の午前9時には正解を公開するので、これ以降の提出は認めない(提出しても採点しない)。

6.
その他履修上の注意事項

 授業中の課題で他人の答案を参照した場合、参照した方もさせた方も、成績評価時に不正行為として取り扱う(この授業の成績が0点になるにとどまらない)。

7.
各回の授業内容
【第1回】
 導入
【第2回】
 二項検定
【第3回】
 カイ2乗検定
【第4回】
 t検定
【第5回】
 対応のあるt検定
【第6回】
 対応のないt検定
【第7回】
 ウィルコクソンの順位和検定
【第8回】
 符号検定
【第9回】
 参加者間1要因分散分析
【第10回】
 参加者内1要因分散分析
【第11回】
 参加者間2要因分散分析
【第12回】
 混合計画2要因分散分析
【第13回】
 参加者内2要因分散分析
【第14回】
 総合演習
【第15回】
 まとめ