Web Syllabus(講義概要)

平成29年度

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社会心理学方法論 敷島 千鶴
選択  2単位
【心理】 17-1-1360-3275-06

1. 授業の概要(ねらい)

 実証科学としての心理調査研究を遂行するにあたり、求められる専門的な方法を体系的に学びます。とくに、質問紙調査、社会調査、実験、面接、尺度構成法、検査の方法について習得します。仮説を立て、検証するために必要な手続きを正しく理解し、研究の倫理的配慮についても、事例を挙げて詳しく検討していきます。

2.
授業の到達目標

 1.データに基づいた心理学研究の計画を自ら立案することができる。
 2.実際に知見を導出していくために必要な研究方法がわかる。

3.
成績評価の方法および基準

 単元ごとに小テストを行い、その合計点で評価します。

4.
教科書・参考書

 サトウタツヤ・鈴木直人編『心理調査の基礎』有斐閣を必ず購入してください。そのほか資料プリントを配布し、Web File Serverへアップロードします。

5.
準備学修の内容

 教科書の指定した箇所を読み、わからないことは自分で調べてから授業に臨むことを求めます。

6.
その他履修上の注意事項

 心理調査について専門的に学びたい方に履修を勧めます。認定心理士(心理調査)資格取得のための「概論」指定科目です。専門性が高くなるため、履修者数を制限することがあります。履修志望者は初回の授業に必ず出席してください。

7.
各回の授業内容
【第1回】
 ガイダンス
【第2回】
 心理調査の考え方
【第3回】
 問題の設定と仮説の構築
【第4回】
 心理統計
【第5回】
 質問紙調査の方法(1)
【第6回】
 質問紙調査の方法(2)
【第7回】
 社会調査の方法
【第8回】
 実験の方法(1)
【第9回】
 実験の方法(2)
【第10回】
 観察の方法
【第11回】
 面接の方法
【第12回】
 検査の方法
【第13回】
 尺度構成の方法
【第14回】
 研究に求められる倫理的配慮
【第15回】
 まとめ