Web Syllabus(講義概要)

平成29年度

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対人関係心理学 II 敷島 千鶴
選択  2単位
【心理】 17-1-1360-3275-09

1. 授業の概要(ねらい)

 対人関係の諸相を態度、集団力学、集団意思決定という概念からアプローチします。古典的社会心理学及び認知心理学の理論を紹介し、人は集団の中でどのような行動を取るのか、対人関係をマイクロ―マクロの関係から学びます。
 授業を通して、以下の問いに説明ができるようになります。
 人を説得するってどういうこと?
 どうしてデモに参加するの?
 どうして独裁者のいうことを聞くの?
 多数決を取るって、本当に民主的?
 ひとりで考えるより、大勢で考える方が結論は正しいの?
 革新はどういうときに起きるの?
 どうして差別するの?
 どうして王様は裸なの?

2.
授業の到達目標

 当該領域の代表的な研究を理解することにより、対人行動に関する洞察を深めることができる。

3.
成績評価の方法および基準

 学期末試験(80%)、課題レポート(20%)によって評価を行います。

4.
教科書・参考書

 教科書は指定しません。資料プリントを配布し、Web File Serverにアップロードします。参考書として、亀田達也・村田光二著『複雑に挑む 社会心理学 適応エージェントとしての人間』有斐閣アルマをお薦めします。

5.
準備学修の内容

 指定した論文を読み、わからない箇所は自分で調べてから授業に臨むことを求めます。論文の読み方については授業内で説明します。

6.
その他履修上の注意事項

 授業内で、映像資料を活用します。人数制限をすることがありますので、履修希望者は初回の授業に必ず出席してください。

7.
各回の授業内容
【第1回】
 ガイダンス
【第2回】
 態度
【第3回】
 態度変容
【第4回】
 多数派の影響力
【第5回】
 権威への服従①
【第6回】
 権威への服従②
【第7回】
 権威への服従③
【第8回】
 少数派の影響力
【第9回】
 集団意思決定①
【第10回】
 集団意思決定②
【第11回】
 集団意思決定③
【第12回】
 集団意思決定④
【第13回】
 偽記憶
【第14回】
 偏見
【第15回】
 まとめ