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授業の概要(ねらい) |
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人間は受精の瞬間から死に至るまで身体的にも精神的にも変化をし続けます。発達心理学は、この変化の過程をひも解いていく学問のひとつです。人間がどのように変化・発達していくのか、また、行動とその背景にある心の機能はどのように変化していくのかについて学んでいきます。講義では、発達心理学のさまざまな研究領域と問題関心を社会や文化・歴史にも目を向けながら紹介していきます。
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2. |
授業の到達目標 |
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これまで見出されてきた発達心理学の知見について学んでいくことになります。この講義によって認知心理学・社会心理学・人格心理学・臨床心理学・教育心理学などの学習に興味が広がることを期待します。
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3. |
成績評価の方法および基準 |
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小テスト(30%)を行います。毎回授業で課すリアクションペーパー(20%)、定期試験(50%)で総合的に評価します。
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4. |
教科書・参考書 |
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柏木惠子・古澤賴雄・宮下孝広(著)2005『新版 発達心理学への招待』ミネルヴァ書房
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5. |
準備学修の内容 |
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指定した教科書を各授業前に読んでおくと授業内容がスムーズに理解できると思います。
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その他履修上の注意事項 |
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日常生活の中で出会う人々や家族は一生のうちのどの時点に位置しているのかなど、講義の中で得た知識をもとに「発達」を意識した生活を心がけてみて下さい。また、テレビ番組や新聞記事を参照することが生涯発達心理学の理解を深めることにつながると思います。 (注意)履修希望が多い場合は抽選となります。初回授業に出席した学生を対象に抽選をするので履修希望者は必ず出席して下さい。また、初回授業に必ず学生証を所持して下さい。所持しないと抽選に参加できません。
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7. |
各回の授業内容 |
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【第1回】 | 『新版発達心理学への招待』の以下の章から講義する。 オリエンテーション発達心理学とは | 【第2回】 | 第2章 赤ちゃんの戦略埋め込まれた生物学的制約 | 【第3回】 | 第3章 発達とは?獲得と消失のダイナミックスそして質も量も変化する | 【第4回】 | 第4章 生涯発達にみられる一貫性と変化性 | 【第5回】 | 第5章 胎児期の発達人生のはじまり | 【第6回】 | 第6章 ヒトとして生まれて人間となる | 【第7回】 | 小テスト(日程は変更する場合があります) | 【第8回】 | 第8章 親となること養護性の発達と親の人格発達 | 【第9回】 | 第9章 話せるようになること | 【第10回】 | 第10章 読み書きできるようになること | 【第11回】 | 第11章 対人ネットワークの形成・発達人間の絆はどう育つか | 【第12回】 | 第12章 おとなの表情から子どもは何を知るか表情とコミュニケーション | 【第13回】 | 第13章 他人の心がわかる | 【第14回】 | 第14章 こども同士の人間関係 | 【第15回】 | まとめとテスト |
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