1. |
授業の概要(ねらい) |
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本講義では労働の文脈における人間の行動や心理に関する行動科学の基礎的知見を学ぶ。 産業組織心理学Ⅰでは労働の文脈における“個人”の心理メカニズムを中心的に扱ったのに対し,産業組織心理学Ⅱでは,“集団”についてのテーマを中心的に取り上げる予定である。
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2. |
授業の到達目標 |
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・社会心理学における組織行動に関する研究例を学び,心理学の知見が日常生活に応用可能であることを理解することができる。 ・集団での分業や協調の意義を理解し,他者との協調の重要さを理解することができる。 ・近年の労働環境を取り巻く社会問題について関心を抱くことができる。
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3. |
成績評価の方法および基準 |
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試験を70%,参加態度(授業で求める「感想や質問」への回答に基づき評価する)を30%として評価する。
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4. |
教科書・参考書 |
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テキスト: 特に指定しない。適宜,資料を配布する。 参考書: 山口裕幸・芳賀繁・高橋潔・竹村和久(2006)『経営とワークライフに生かそう!産業・組織心理学』 有斐閣アルマ
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5. |
準備学修の内容 |
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講義で配布した資料を授業終了後に読みなおし,復習することを推奨する。また,講義で紹介した参考書を自主的に読んで背景知識を事前に把握しておくとより理解が深まる。
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6. |
その他履修上の注意事項 |
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必須ではないが,前期の「産業労働心理学Ⅰ」を受講していることが望ましい。 資料は帝京大学のLMSやWeb File SeverなどのWebシステムを通して配布する。 私語など他の受講生の迷惑になる行為は決してしないこと。
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7. |
各回の授業内容 |
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【第1回】 | イントロダクション | 【第2回】 | 組織行動1:他者の存在がパフォーマンスに及ぼす影響 | 【第3回】 | 組織行動2:集団での協力関係 | 【第4回】 | 組織行動3:集団での協力を実現させるには | 【第5回】 | 企業統治:企業の不正防止 | 【第6回】 | マーケティング:広告戦略 | 【第7回】 | 経営戦略:経営意思決定のバイアス | 【第8回】 | リーダーシップ:より良いリーダーとなるには | 【第9回】 | 組織コミットメント:組織の構成員としての意識 | 【第10回】 | 集団意思決定1:3人よれば文殊の知恵は本当か? | 【第11回】 | 集団意思決定2:合議のメリットとデメリット | 【第12回】 | イノベーション:模倣と革新 | 【第13回】 | 社会的ネットワーク1:人とのつながりがもたらすメリット | 【第14回】 | 社会的ネットワーク2:現実の人間関係の特徴 | 【第15回】 | まとめと試験 |
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