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授業の概要(ねらい) |
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「学校文法」の落穂拾い。 所謂「文法」というものが痛く必要であることは既にご存知で、かつご自身にはその知識が足りず不自由を感じておられる、といった方に向くクラスです。 「文法」とは過去2000年以上に亘り、西ヨーロッパ最高の知性が鍛え上げてきた実用的な智慧の集積です。今々の政権党や財界のお偉方・文科官僚・TOEICで生計を立てている人の類が無価値として退けうるものではありません。 真剣に学力を鍛えて将来に役立てたい方に取って頂きたく思いますが、同時に担当者としては「出ただけ力になる授業」を目論んでおります。 ここで言う「基礎」とは大学生の基礎のことです。繋辞beの活用から手取り足取り指導する、という話ではありません。 文学研究・語学研究・地域研究等を云々する以前に知っておくべきことを確認し合いたく思います。 特に語学に関心のある方のため、折りにふれ脱線します。
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授業の到達目標 |
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「英文法の基本的事項を習得する。」分かりやすく申しますと、「慶応大学英文科の一般入試にかする程度の学力」です。ご機嫌取りではありません。
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成績評価の方法および基準 |
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授業への取り組みと試験結果を併用。最終的なことは教室で何度も学生方のお顔を拝さして頂いてからでないと申しあげられません! 成績について照会したい者は直後のセメスタに教員の所に来ること。
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教科書・参考書 |
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テキスト[予定]:伊藤和夫『英語構文詳解』新装版 東京:駿台文庫。 一定の割合の方が、この本を「良い本を読んだな。」という実感をもって読了されるでしょう。人によっては文字通り「目を洗われた」ような気がするかもしれません。勿論、担当者は担当者なりにこの本を批判的に用います。
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準備学修の内容 |
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この授業では予習より復習を重視します。具体的なことは、皆さんもう大学生でありますので、授業にご出席の上各々の学力・状況に応じてお取り組みください。
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その他履修上の注意事項 |
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基本的なマナのなっておらぬ者は来ないでくださいね。どうか、真面目に勉強する学生さん方の妨害はしないでください。 開講時に必ず来てください。口先でなく本当に「英語を使う職に就きたい」学生、とりわけ教職志望者を歓迎します。 毎回定時に教室に処ること。
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各回の授業内容 |
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【第1回】 | *毎年学生さんの資質は異なるものです。当然乍ら授業計画は変更され得ます。 Chapter 4 動詞句は扱いません。 導入 | 【第2回】 | Chapter 1 主語 導入、例題 1、2 | 【第3回】 | Chapter 1 主語 例題 3、4 | 【第4回】 | Chapter 1 主語 例題 5-7 | 【第5回】 | Chapter 2 目的語 導入、例題 1、2 | 【第6回】 | Chapter 2 目的語 例題 3-5 | 【第7回】 | Chapter 3 補語 導入、例題 1 | 【第8回】 | Chapter 3 補語 例題 2、3 | 【第9回】 | Chapter 3 補語 例題 4、5 | 【第10回】 | Chapter 3 補語 例題 6、7 | 【第11回】 | Chapter 5 受動態 導入、例題 1-3 | 【第12回】 | Chapter 5 受動態 例題 4-6 | 【第13回】 | Chapter 6 法と助動詞 導入、例題 1、2 | 【第14回】 | Chapter 6 法と助動詞 例題 3、4 | 【第15回】 | Chapter 6 法と助動詞 例題 5、6 |
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