1. |
授業の概要(ねらい) |
|
ペローやグリムの民話集によって近代ヨーロッパに広まったfairytalesは、20世紀半ばにはディズニー映画の普及でグローバルに流通する物語となります。しかしフェミニズム(女権拡張論)が興隆した1970年代、「白雪姫」「シンデレラ」等のfairytalesは「女性を受動的な存在へと抑圧する装置」だと批判されました。高い塔の中で眠る姫は意志を持たない人形なのでしょうか、また、呪いをかける魔女は根源的に「悪」なのでしょうか? 本セミナーでは、「女性性」表象の解読を通してfairytalesの真の意味を探究します。教室という「公」の場で、各人が「責任ある個人」として議論に貢献することを期待しています。
|
2. |
授業の到達目標 |
|
文学作品を歴史的文脈において分析するためのパースペクティヴ、および、明快かつ魅力的なプレゼンテーションのスキル、以上二点を身につけることがこの授業の到達目標です。
|
3. |
成績評価の方法および基準 |
|
ディスカッションへの参加(25%)、プレゼンテーション(50%)、評価コメント(25%)で、総合的に評価します。
|
4. |
教科書・参考書 |
|
教科書は必要ありません。
|
5. |
準備学修の内容 |
|
プレゼンテーションのための資料として、Melic 2F 指定図書コーナーの研究書が利用できます。
|
6. |
その他履修上の注意事項 |
|
英和辞典および国語辞典必携。
|
7. |
各回の授業内容 |
|
【第1回】 | イントロダクション、発表日決定 | 【第2回】 | テーマ設定、リサーチの手順、プレゼンテーションの技術 | 【第3回】 | Fairytaleとは何か | 【第4回】 | Feminismとは何か | 【第5回】 | 個人発表(1)(2) | 【第6回】 | 個人発表(3)(4) | 【第7回】 | 個人発表(5)(6) | 【第8回】 | 個人発表(7)(8) | 【第9回】 | 個人発表(9)(10) | 【第10回】 | 個人発表(11)(12) | 【第11回】 | 個人発表(13)(14) | 【第12回】 | 個人発表(15)(16) | 【第13回】 | 個人発表(17)(18) | 【第14回】 | 個人発表(19)(20) | 【第15回】 | 個人発表(21)(22) |
|