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授業の概要(ねらい) |
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今まで学んだ中国語文法を徹底的に復習・理解すると同時に、一歩踏み込んだ文法の知識や読解のコツを学びます。自分の力で正しい「接続詞」の使い方を理解し、文章を構成する能力を育成することに重点を置きます。文章作りには語彙の量が必要となるため、毎回語彙のチェックも授業の一環として行います。合わせて会話クラスの授業と連動し、この授業で作った文章を会話クラスでも実践し、相乗効果の上がる授業として工夫したいと思います。
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2. |
授業の到達目標 |
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語学授業の最後の一年間になりますので、今まで学んだ知識を生かし、出来るだけ多くの中国語に関する内容を身に付け、より高い語学力を獲得することを目的とします。一年間を通して全員が基礎文法を自在に運用することが出来るようになることを目指します。反復訓練を通して、語順の正しい文章を作れることと自らの力で応用練習も出来るようになることを目標とします。そして、短いフレーズから長いフレーズまで、また短文から長文まで作れる能力が身に付くように取り組みます。 今学期の終わりには、中国語検定試験3級に合格することを目標とします。
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3. |
成績評価の方法および基準 |
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①積極的な授業参加態度(発言、質問、黒板前に立つ、無断欠席しない):10% ②毎回の小テストの評価:20% ③中間試験:30% & 期末試験:40%
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4. |
教科書・参考書 |
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・『書く中国語』Ⅱ 遠藤光暁 (他)著 朝日出版社 ・補充教材 『博雅漢語練習帳と単語帳』
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5. |
準備学修の内容 |
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言語の文法にはそれなりの構成ルールがあります。特に中国語の場合は、パズルのように語彙を決まった場所に置かないと、全く通じない文になってしまいます。「語順」が命と言える言語です。その語順に慣れることは、まず学んだ内容をベースに自分の力で文を作ることが重要になります。授業に出席する前に、必ず復習・予習して、沢山の文作りをすると効果が全く違ってきます。それから普段日本語を中国語に訳したり、中国語を日本語に訳したりという練習をするうちに、沢山の語彙を書けるようになり、翻訳のコツを身に付けることができます。
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6. |
その他履修上の注意事項 |
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これが最後の一年間の授業になります。悔いのない大学生活するため、授業を欠席しないこと、そして積極的に授業に取り組むことが大切です。
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7. |
各回の授業内容 |
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【第1回】 | オリエンテーション 復習 | 【第2回】 | 文法要点 語文・句文;間投詞 | 【第3回】 | 文法要点 基本構文と主題化;数量補語;離合詞 | 【第4回】 | 文法要点 時間点と時間量;存現文 | 【第5回】 | 文法要点 文末付加型疑問文の様々 | 【第6回】 | 文法要点 願望と必要の表し方 | 【第7回】 | 文法要点 命令・依頼・可能の用法 | 【第8回】 | 復習;中間試験 | 【第9回】 | 文法要点 推定と伝聞の用法;蓋然性を表す助動詞 | 【第10回】 | 文法要点 修飾語の用法;時制とアスペクト | 【第11回】 | 文法要点;結果補語;方向補語の派生義;可能補語 | 【第12回】 | 文法要点 二重目的語と対象を表す前置詞 | 【第13回】 | 文法要点 使役・受け身・“把” | 【第14回】 | 文法要点 常用接続詞のまとめ | 【第15回】 | 総復習と試験 |
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